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09月08日-03号

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  1. 西海市議会 2021-09-08
    09月08日-03号


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    令和 3年  9月 定例会(第3回)     令和3年第3回西海市議会定例会議事日程(第3号)                        令和3年9月8日(水)                        午前10時開会日程第1 市政一般質問(通告順位5番から8番まで)         令和3年度第3回西海市議会定例会会議録                              (第3号)招集年月日    令和3年9月3日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月8日 午前10時00分 宣告(第6日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 片山智弘   ◯     10 杉山誠治   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 小嶋俊樹   ◯     3 西川勝則   ◯     12 平野直幸   ◯     4 荒木吉登   ◯     13 渡辺督郎   ◯     5 永田良一   ◯     14 戸浦善彦   ◯     6 平井満洋   ◯     15 佐嘉田敏雄  ◯     7 打田 清   ◯     16 浅田直幸   ▲     8 田川正毅   ◯     17 朝長隆洋   ◯     9 百岳一彦   ◯     18 宮本一昭   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   情報交通課長      松尾勝宏  副市長         松川久和   島の暮らし支援室長   作中 修  総務部長        山添秀士   環境政策課長      山本誠治  総務部次長       川原進一   商工観光物産課長    大石公嗣  総務部次長       瀬川初浩   建設課長        江口秀樹  さいかい力創造部長   村野幸喜   教育長         渡邊久範  さいかい力創造部次長  山口 潤   教育次長        山口英文  市民環境部長      今村史朗   学校教育課長      楠本正信  保健福祉部長      平尾満明   観光振興班長      藤本康祐  西海ブランド振興部長  辻野秀樹  建設部長        野田章則  水道部長        宮本 守  統括総合支所長     植田智子  防災基地対策課長    藤木弘法  政策企画課長      山下幸一職務のため出席した者の職氏名  事務局長        下田昭博   書記          門崎直人  書記          岩永志保  書記          樫山祐次     午前10時00分 開議 ○議長(宮本一昭) 皆さんおはようございます。ただいまの出席議員数は17人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。 △日程第1 一般質問 ○議長(宮本一昭) 日程第1、市政一般質問を行います。 通告順に質問を許可します。 初めに、6番、平井満洋議員の質問を許可します。6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 〔登壇〕改めまして、皆様おはようございます。一般質問2日目となりました。今回、一般質問に入る前に、昨日来の一般質問の方々のほうからもお話がありましたように、今回、一般質問を提出した後に未曽有の災害等々が起き、中では、私の郷内の方2名の貴い命が亡くなられたということで、改めて心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、甚大な被害に見舞われた方々の--災害の内容が本当に今回ひどい。市長も昨日の答弁等々でもお話しいただいたように、各地を見て回っているという現実がある。 そういった中で1個だけ気になるのがあって、2日ほど前の新聞だったか、ちょっと思い出せないけれども、八木原地区の災害が新聞に載っていました。これは、本来であれば首長は、見たときに、仮復旧を早急にするべきだと私は思ったんですよ。しかしながら、いろんな条件が整わない中で苦慮されているというのは聞いていますが、それにしても、どうするんだという情報だけはきちんと住民の方に早くお知らせいただかないと、そこで結構な方が高齢化になっています。家が16軒あるということで、そういった陳情は多分議長のほうにも来ていると思います。これは後々、議会のほうでも全員で諮ると思うんですけれども、とにかく市として、同じ市民ですから、どういうふうな手当てをする、どういうふうな対応をする、災害とかなんとかというのは起こっても仕方ないことです。しかし、その後のスピーディーな対応がないことにはいけないと私は常々思っております。 そういった中で、どの課を通していくか分からないけれども、一刻も早く住民の方々にも早急な対応をしていただきたい。これをまずもって今回の一般質問の前にお知らせしておきたい。これは住民の切実な思いでもあるし、そこだけに限らず、ほかにもたくさんの方々が私有地の流失とか、結構な被害を受けております。実際、私も建設業に携わっておりますので、この1週間ほどですか、早急にやってくれということで約400万円近く、これは公費ではありませんので。公費ではかれば1,000万円近くの災害でした。3日間で仕上げました。これは自慢でも何でもありません。やろうと思えばできるんですよ。何をしたかというと、仮に重機の道を造っていって、そこそこの道路を取り払っていって、そこにフレコンというか、1トン袋と私たちは言っていますけれども、そういったものを大至急敷き詰めて、取りあえず通れるだけの道を造る、こういったやり方もあるし、個々それぞれ、西海市にも建設業は私たちだけでなく、たくさんいるわけですから、そういった建設業界等々に投げかけて、大至急のほうでやってくれないかと、金はしっかり面倒を見ると。それから後、充実した設計の中で、安全・安心なライフライン等々を造っていく。これが私は行政の仕事じゃないかと思っていますので、冒頭申し上げておきます。 この件については、明日は休会になるはずですから、あさっての一般質問等々でも緊急に出される質疑だと思いますので、一応その旨お伝え申し上げて、私の前置きですけれども、そういった話で、議長よかったでしょうか。 ○議長(宮本一昭) はい。挨拶と受け止めます。しっかりやってください。6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 俺はしっかりしているよ。 そういう中で、今回の一般質問、4項目で出させていただいております。 1点目については、これは6月にも出した内容とほぼ同じです。というのが、そのときに出た答弁に対しての質疑ということで捉えていただければと思います。 まだ私も質疑を読んでいないので分かりませんけど、市長の答弁と一緒に、ずっと拝読させていただきたいと思います。 1問目、安全対策についてということです。 本年6月定例市議会の私の一般質問で、西彼町小迎郷・深江地区のニュータウンから西彼北小学校間の国道206号における歩道整備など通学路の安全対策に関する質問を行ったところ、市長からは、県や警察等との協議の結果、国道をまたぐ横断歩道やニュータウン側への歩道整備は困難との見解が示されたことを踏まえ、一定の方針が出ている状況で、早急な整備を要求することは困難と考えているが、引き続き通学路の安全確保に向けた協議を行うとの答弁がありました。 そこで、この答弁以降、どのような安全確保に向けた協議が行われたのか、その後の経過をお伺いします。 2問目としまして、長崎オランダ村木製デッキ躯体部分に係る市の修繕義務についてでございます。 長崎オランダ村と取り交わしている使用協定書では、木製デッキの躯体部分に係る修繕負担義務は市が負うと定められております。市長はこの協定の規定をどのように解釈し、また、市が果たすべき義務をどのように認識し、その上で今後どのように対応する考えなのか、お伺いします。 3問目です。旧長崎オランダ村のCゾーンの利活用策についてでございます。 杉澤市政も2期目を迎えたことを踏まえ、Cゾーンについてはこの4年間、これは5年目を迎えるわけですけれども、今までも再三、市長のほうにお伺いした経緯がございます。そういったことを考え、本市の長年の懸案となっている旧長崎オランダ村のCゾーンの利活用策について、市長の考えをお伺いします。 4問目については、西海市大瀬戸最終処分場についてでございます。 西海市大瀬戸最終処分場については、令和3年度において2段目のかさ上げ工事が予定され、数年後には、あと2段のかさ上げ工事を行う計画が示されております。3段目、4段目の完成後の埋立容量もそれぞれ数年分しかないことを考えると、また、去る令和3年7月28日の厚生常任委員会による所管事務調査で現地を視察した後の私の所感として、他に新たな最終処分場の候補地を探すべきではないかと感じました。これについて市長の考えをお伺いします。答弁よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 皆さんおはようございます。一般質問2日目ということで、本日もよろしくお願いいたします。 平井議員の1問目、安全対策についてのご質問にお答えいたします。 6月定例市議会閉会後、西彼町小迎郷深江地区の指定通学路などの現地状況を教育委員会と建設課で確認を行い、課題と思われる箇所の抽出を行い、現状で対応方針について検討を行いました。 その結果、市道潮入深江線において、未舗装部分と転落防止柵が必要な箇所がありましたので、今年度中に整備を行う予定としております。 また、8月26日に開催された警察、国道、県道の道路管理者、市役所関係部署、PTA、地区代表で構成する西海市通学路安全推進会議では、西彼北小学校より、現在利用している深江地区の国道の路肩の伐採、減速標示などの要望があり、国道の管理者である県から、伐採は9月から実施、減速標示については今年度中に実施予定との回答がなされております。 市といたしましても、引き続き通学路の安全確保に向けた取組を行ってまいりたいと考えております。 次に、2問目の長崎オランダ村木製デッキ躯体部分に係る市の修繕義務についてのご質問にお答えいたします。 去る8月27日の全員協議会でご説明させていただいたところでありますが、木製デッキの躯体部分に係る修繕負担につきましては、使用協定書の修繕負担区分表において、基礎鋼管杭や、鋼鉄梁板が西海市の負担となっていることから、本市において修繕義務を履行すべきものと認識しているところであります。 しかしながら、オランダ村は昭和58年に開業し、38年が経過しており、危険と判断されるところは木製デッキ躯体部分にとどまらず、基礎鋼管杭に及んでいることが想定されます。まずは、しっかりと基礎部分の点検調査を実施し、耐久性など安全を確保することが施設所有者としての責務であると考えており、今回の鋼管杭点検調査なくして先には進めないと考えております。 したがいまして、まずは基礎鋼管杭の点検調査を早急に行い、安全を確認できてから、次のステップとしてデッキ等の躯体の点検調査を実施していきたいと考えております。 その上で、鋼管杭には耐久性があり、適切な維持補修を行えば長期にわたって利用できるとの調査結果が出た場合は、改修費用にもよりますけれども、基本的には他の公共施設と同様に、市の重要な財産として保全していきたいと考えております。 また、釣堀前の木製デッキ躯体部分の改修及び大広場へのフェンス設置に係る予算を本議会に計上させていただいておりますが、ご承認いただけた場合においても、鋼管杭点検調査の結果や長崎オランダ村株式会社との今後の協議結果を踏まえ、当該工事が真に必要かどうかを適切に判断して執行してまいります。 次に、3問目の旧長崎オランダ村Cゾーンの利活用策についてのご質問にお答えいたします。 国道206号からほど近い、市内でも比較的恵まれた場所に所在する旧長崎オランダ村Cゾーンは、半島性の山がちな地形で、開けた一団の土地が少ない本市にとって、様々な用途への活用可能性がある貴重な財産であると認識しております。そのため、同施設の利活用につきましては、令和3年西海市議会第2回定例会で申し上げましたとおり、議員の皆様のご意見も伺いながら、慎重に判断してまいりたいと考えております。 しかしながら、現状として、Cゾーンでは老朽化による一部建物の倒壊、また、汚濁防止フェンスは設置しておりますが、腐食した木製デッキの海中への落下などが生じていることから、費用はかかりますが、所有者の責任として、まずは周辺環境に悪影響を与えないように、老朽危険箇所の計画的な解体、撤去に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、4問目の西海市大瀬戸最終処分場についてのご質問にお答えします。 西海市大瀬戸最終処分場は、平成7年4月から供用開始してきましたが、埋立残余容量の減少に伴い、平成28年度に容量を増大させるため、最終かさ上げを4段目までとし、うち1段目のかさ上げを行いました。その1段目の埋立容量が減少していることから、本年度に2段目のかさ上げ工事を実施し、埋立容量の確保を行うこととしております。 今後、埋立状況を見ながら、3段目、4段目のかさ上げを行うことで、約8年分の埋立容量を確保して延命化を図ってまいりますが、その後の最終処分計画は今のところ未定であります。 この8年という期間は、現在稼働中の炭化センターの運営契約満了と重なっており、議員ご指摘のように、新たな最終処分場の候補地を探す時期となっておりますので、今後における一般廃棄物処理場の整備計画と合わせた形での候補地の選定を同時に進めてまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) まず、安全対策についてということで質疑させてもらっている、この6月から通じて同じような内容で、その協議はどうだったんだという今回の質問だったんですが、ある程度の話は理解できました。 ここで、何が一番必要かというところを考えると、当然、一般質問で要望等々というのは好ましくないということは私も理解しているわけですが、住民の方にこういう安全策でやっているんだということの理解をしていただく。教育委員会も含めて、こういう動線を確保したから、ここで安全なんですよという、その理解を示していただく。事務方のほうで幾ら協議しても、そこに住んでいらっしゃる方が、いや、これは危ないよと思ったら、やっていることが無駄になってくるじゃないですか。そういったところの理解を示すところの協議をしっかりやっていただきたい、教育長も含めてですね。これは、そこにかかわらず、どの場所でも一緒です。 昨日も歩行者の問題というか、通学路の問題とトラックの問題で西川議員が質問されていました。これは昨日出た話ですけど、今年6月の八街市の悲惨な交通事故、あれは、多分皆さんも覚えていらっしゃると思うけど、縁石も何もないんですよ。道は3メーターか4メーターか知らないけど、どんと行っている中で、電柱が建っていて、今、亡くなったところに献花されているという状況で、写真が出てきます。縁石も何もない。もしあそこにガードレール、もしくは縁石があったのであれば、あのトラックは、幾ら飲酒運転とはいえ、もしかしたら跳ね返って、その児童たちに当たらなかったかもしれないということが考えられます。ということは、その手前に、前回から私が言っている、下岳線の歩道を造らないかというのも区長から要望があったぞということで答弁いただきましたけど、あれもせっかく今、張りコンをして--張りコンもいいか悪いかはよく分からないけど、ここは歩道なんですよと示すものをひとつ造ってやれないかなと。何かグリーンで造っている鳥加地区のラインとかあるじゃないですか。ああいった感じで、幅員も70センチほどして、何で70センチかといえば、シニアカーと言ったりするけれども、その幅員が大体70センチぐらいあるはず。それをちょっと余分に取ったところで、そういったものの安全確保で、運転手が明らかにここはそっちが優先なんだという、そういったものを知らしめるための道を造るとか、幅員は、この小迎地区に限らず、あるところはあるんですが、車というのはセンターライン等々がないときにはお互い気をつけて来ていますよ。皆さんも運転手だから分かるでしょうけど、幅員が狭ければ狭いほど危険性を感じながら走っているというのが事実です。 そういった中で、住民が安心してできるというところの確保をしていただきたい。それが今回の安全対策の意図に入っているというふうにご理解いただきたい。だから、協議をするのは構わないので、やっていただいて結構ですけれども、それがちゃんとそこに住んでいる住民の方に伝わっているかどうか、このあたりも含めて検討していっていただきたい。造ればいいというものじゃなくて、どうやったほうが--自分が歩行者になって考えれば分かることだと思うのでですね。 小迎地区あたりでも、本来であれば、あそこに信号でも造ればとかいろいろ住民の方から聞くんですけど、簡単にはいかない、西海市だけではそれはどうもできないんですよとは一応答えていますけど、その取りかかりは西海市もやっていいんじゃないか。なぜなら、国道でありながら、西海市の範囲内の計画性を持ってやらないといけないというところですから、市長は十二分にそこで力を発揮していただいて、各関係部署の方に対してそういった指導をしていただきたいと思います。 この安全対策についてということについては、十分に住民の方々に納得いただいているような方向性で進んでいるんですかという質問に代えさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文) ただいまの質問に対してお答えいたします。 今通学路として使っている国道206号については、答弁に書いてありますとおり、今、伐採と、それから、減速標示等で幾らか改善を図るという方向にしています。ただ、そこはどうしても横断歩道等の設置が難しいということですので、市の道路のほうに通学路を変更しようという方向に動いております。それが潮入深江線というところでございまして、そちらのほうは一部舗装ができていないところがありますので、そちらのほうを舗装して、一般も児童等も歩ける形を確保しようということで、まだ実施には至っていませんが、そちらの方向で検討しております。その際には、そちらのほうで利用して保護者等も理解が得られるでしょうかということで学校にも協議をしながら進めているところでございます。 ただ、1点だけ、そちらのほうは少し街灯が必要な箇所とかもございますので、これも関係部署等に共有しながら、安全に使っていただけるようなことが確保できましたら、そちらのほうを利用しての通学路としたいというふうな方向性で考えておりまして、地元の保護者や学校とも協議しながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 今おっしゃっている箇所、先ほど答弁にあった箇所は、高架をくぐって、すぐ下に下っていく道を言っているんだろうと思うんですけど、あれは以前、自殺した経緯があるというのは知っていますか、あそこの奥のほうで。結構怖がられているところなんですよ。今、街灯が必要というのは何でかといったら、ちょっと薄暗いところもあったりするわけですよ。それを含めて安全性を保つという言い方をするんだったら、あの辺りは全部伐採してしまわないと、気味が悪いというのが一つあるんですよ。新しく来られた方は知らないかもしれないけど、そういう話というのは絶対漏れます。あそこは昔、首つりしてあると、出るんだよと。本当は出ないんだけどね。そういう話があって、子どもというのはすぐ怖がるじゃないですか。だから、そういったことも考慮しながら物事は考えていかないといけない。やっぱり歴史というのがちゃんとあるわけですから。俺たちの年代は知っているんだけど、それは薄々、誰も知らないようになっていくかもしれないけど、少し漏れたら、いや、ここは気色悪いから通りたくないとか、そういったことになったら、せっかくした努力が無駄になってしまうんです。それを教えておきますから。そういうのがあったということもですね。 だから、考え方だけど、安全を確保するために、地元の人たちが納得いくようなことを本当に追求していかないといけないし、そういった過去の経緯があって、あそこは気味が悪いと。まさか誘拐なんて西海市で起こらないよと、そういう時代じゃないですよ。もう数年もなるけど、訳が分からない殺人事件があったりとか、それもこんなところまで来てするのかという事件があったりとか、事件というのは起こすやつが起こすやつだから、私たちには理解できないんだけど、そういったものも全部クリアした上で、未然に防げるものは防いでいくということを考えて今後やっていただきたい。そのあたりについてどう思われますか。 ○議長(宮本一昭) 山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文) ただいまの前の話については、私はちょっと承知しておりませんでした。その辺、何とも言えないところではございますけれども、十分協議して、どういう方向で行くかということについては、了解を得る形で十分考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) そのようにしてください。とにかく安心して住民の方が送り出せるような、聞いたら、今は自分の車で送っているという親御さんもおられるらしいです。あそこが、前回の6月議会でも言ったように、かなりの児童、あるいは学生がこれからどんどん育ってきます。まだ2歳、3歳の方、あそこを通れば、家の軒先には小さいプールがいっぱいありますよ。だから、そういった子の将来のために、安心して通れるような学童のスクールゾーン等、そういうものも含めて考えていただければと、将来に向けたもので。それはもうそれでいいです。お願いしておきます。 次、2番目、長崎オランダ村木製デッキ躯体部分に係る市の修繕義務について。 これは市長、結構長いこと休暇もしているみたいですけど、去年の9月、前回の議員のときに、市長が第1期目のときに、9月に話をして、僕も本当に勘違いをしていたということもあるんですよ。誰がそこを扱っているのかということについて、これ以上タッチしないほうがいいんじゃないかという提案で私は一般質問をしたつもりだったんですよ。この前も、私事で話をしたことがあるかもしれないけれども、一般質問をしたその日に、そこの社長と会ってくれないかと。いや、誰が社長だといったら、こうこうこうでと個人名を言われて、俺は逃げも隠れもしないから会っていいよと、散々、いろいろと言った日の後ですよ、あれをどうするのか、いつまでいるのか、何をしているのかと言った挙げ句ですよ。それでお会いして、5時間、あるいは6時間ぐらいの話を持たれた中で、ああ、この人ならばできるじゃないかなと。自腹で今までの負債を全部整理していかないと社長になれないんだと、登記ができないと、そういう経過がありましたよね。これは横にいる副市長もある程度のことはご存じでしょう。そういう中でやり取りをやってきて、この1年がたったわけです。 言わんとするところは、この躯体部分の修繕をするのに協定書が結ばれておって、市はこの協定書を守るべきだということで、苦肉の策でここで安全を確認するために調査しないといけないという答弁を今いただきましたね、市長。それが、実は調査されているわけですよ。前回、市長が副議長だったときに、そういう書類というか、データがあるわけですよね。何回も言うけど、当時は予算決算委員会の委員長が永田議員、質問者が中尾議員--中尾議員は今いらっしゃいませんけれども、答弁者が時の田中市長。そこで会話した中で、予算決算委員会というのであれば、議会の皆さんも全員いたはずですよ。だから、ほぼ全員が知っているはずなんです。その内容は何か。調査をしました。この調査費も当時800万円ぐらいかかっています。平成26年、27年の協議。調査しました、大丈夫です、30年はもちます、だからやってください、この契約を認めてください、10年無償貸与ですよと。それはもうばたばたしてやられたので何ともしきれなかったんだと逃げ口上で言うかもしれないけど、そうじゃない。そこで既に800万円近く投じて調査しておいて、大丈夫と出しているんですよ。それを今さら調査はないでしょう。無償かもしれないけど、貸している以上は、ちゃんとその5年間、この6年間、調査しておかないといけないでしょう。経過を見ておかないといけないでしょう。今、商工観光物産課になっているかもしれないけど、そこが担当であればさ。そこが管理しておかないといけない。あら、5年もしたら腐食がひどくなっていますねと、そんな話じゃないでしょう。それを俺たちに押しつけるんですか、今の議会に。そうじゃなくて、やはりしかるべき措置を取らないといけないんだったら、トップ同士で話をして、きちんと議会に相談して、これは職員さんの判断じゃないです。多分、時の田中市長もそうだったと思う。調査をさせて、よく分からない会社だったけど、一つは、あそこの大島造船も入っていましたね、何か調査の中に、60万円か80万円ぐらいで。それでやった挙げ句、データも取って、大丈夫です、30年もちます、ちょっと手を加えれば60年はもつんですよと、そういう答弁ですよ。そしたら、そうですかといって議会が引いているわけですよ。だったら認めざるを得ないだろうと。私はそういうふうに理解しているんですよ。それを今さらまた調査というのは何ですか。また要らない金をかけて調査というのは、じゃ、6年前の調査、7年前になるかもしれないけど、その調査は何だったんですか、市長。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁の前に注意を申し上げます。私語が聞こえますので、慎んでいただきたいと思います。 それでは答弁を。杉澤市長。
    ◎市長(杉澤泰彦) 平井議員もご承知のように、私が就任してから、このオランダ村につきましては、会社はそのままですけれども、ずっと経営者が替わってきているということがあって、皆様方にも申し上げましたけれども、どのような経営をされているかというのもほとんどつかめない。そして、協定書の中身の中で、地元の産品を販売するとか、そういうこともなかなか守られていなかったという経緯もございます。 今になってなぜ調査かということですけれども、実はオランダ村の社長さんのほうから、行ったときに、杭も少し傾いているよと。そして、通路のほうも少し下がっていると、そういうふうな指摘があったわけですよね。だから、そういう中で結局これは杭の一番基礎から調査しないと、その中で先には進めないというような状況での判断だということでご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 市長、私が言っているのは、6年前の写真もあるんですよ。それで、多分、全協か何かでもしているはずです。写真も撮ってから、チェッカーみたいなもので調べて、そういった写真も今私ここに持っているけど、文言の中にもそのやり取りの中で、何回も言うけど、これで30年はもつんだということで、議会はそれを承知して進んできて今に至っているのに、その間はどうするんですかと。オランダ村も、さっき言ったように、何をしているか分からない。私もそれは一緒のことを言っていましたよ。同じ認識の下にいたわけですよ。これはもうやめさせておけといったら、最終的に令和2年11月30日に、笹原正樹氏と杉澤泰彦西海市長が調印して変更協定を結んでいるわけですよね。市長、うんじゃないと。うんとは何ね。だから、結んでいるんですよ。     (「はい」の声あり) 令和2年11月30日、登記をされた後。その経緯の中が、何で登記できなかったかというのが、その前の立石前社長の素行等々が非常によろしくなくて、その整理をするのに時間がかかったと。これは逆に言ったら、市長より副市長のほうがよく知っていると思う。かといって副市長から答弁をいただこうとは思わないけど、その流れを聞いていて、やっぱり一国のあるじだから、市長というのは。この西海市の、自治体の。対、協定書を結んでいる向こうも一国のあるじですよ、社長だから。ここのトップの会談でやらないことには収まりもつかないのに、やれ、今になって調査だなんだといって引っ張られたって、業務をできないじゃないですか。せっかくやろうといって、今までの、この5年間のマイナスの負債は全部消してきて、いざやろうとしたら、コロナも加勢して、なおさら集客ダウン。おまけに、躯体が急に曲がっているからといって、それは調査しないといけないと。俺が聞きたいところは、この6年、7年の経過は何だったのかという話ですよ。30年もつというのが何でこの5年で駄目になってしまうんですか。それを何で議会は認めたんですかという話ですよ。それで、5年しかもたないようなもので10年無償貸与していた。どれほどいいかげんな西海市かという話ですよ。そこは現首長、あるいは私たちが責任を取らないといけないでしょうという質問をしているわけです、市長に対して。腹をくくって、ここはどうしないといけないという解決案を出すのか。市長、どう思われますか ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) いずれにしましても、今回のオランダ村、これに対する対応につきましては、基礎杭を1回調査するしかないと、それからしか先に進めないというような状況でいくほかないということで今は理解しております。 当時、かなりの議員の皆さん方が、この計画について、かなり反対意見を述べられております。しかしながら、そういう中でも議会を通って、そして契約されたということで、今になって、じゃ、10年の契約をしたということがどうなのかということも今指摘されていると思いますけれども、しかし、今現時点としてやるべきことは、国の調査をやって、施設全体の安全性がちゃんと確認できるかということをしないと、先には進めないと。確かに、言われている気持ちは本当に分かるんですよ。分かるけれども、それしかないという状況で今やっておりますので、計画しておりますので、そこはご理解していただきたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) では、私の判断で申し上げます。市長がなかなかはっきりした答弁をしないからですね。今に至っては、調査をしないといけないというのが今の現時点なんだということは今押し切られているから、あえて言わせてもらいます。そしたら、6年前に田中市政がだまされたということで理解していいんですか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) いや、それは何とも言えないと思います。当時そういう中で、やはり問題はあったかもしれません、そのときも。現に議員の皆さん方もいろんな意見が出ているわけですから。しかし、それが10年の契約ということを結んだ限りにおいては、その契約以前に戻って、そのときどうだったのかという話は、今から前に戻ってそこを議論するというのは非常に厳しいんじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) この件についてはまだ言いたいことは山ほどあるんですけれども、市長、向こうも真摯に対応してきておるというのはご存じだと思います。この契約を結ばれたときから以降、やるべきことはやっている。本来であれば、もしかしたら市がしないといけないところもやってきたという経過もあったかもしれない。しかし、それを考慮して、やり取りはしてきたということも見受けられている。若干の部分を変更とか、そういったものも見受けられているけれども、向こうは会社として一生懸命やっているんだから、市も協定を結んでいる以上、修繕をしないといけないから休みの時でもやっぱり補償等の何かを考えて、その辺はしっかり打ち出して、それを議会に諮って、こういう理由だからこうしてやらないといけないよと、その辺はやっていいと思うんですよ。 これにあえて答弁と言わないけれども、昨日も荒木議員が言っていたじゃないですか。3か月、たった3か月前かもしれないけど、されど3か月の中でね。時間はどんどんたってきているんですよ。たってきていて困ったのは誰かと。その当事者ですよ。全然案件は違いますけど、時間はどんどん進んでいっているのに、それは自分たちは痛くもかゆくもないんですよ。協議します、協議しますと、部長連中がばっと集まって協議する。協議するのはひとつも構わないけど、待たされている者はたまったもんじゃないぞと、そこの中で。一銭も金は生まないんですよ。浪費はする。それぞれ社員を抱えていて、飯はそれぞれ食べないといけないんだからね。何もしなくても労賃はかかる。今は草むしりをしているようだけど、我が家の庭先のようなところをしているけど、あと少しでも腐食しないような形で痛まないようにして、安全性を図りながら何かそこをうろうろとしているのを見ているけれども、結局時間だけたっていって、そこに対誰かといって、私はオランダ村ばっかりを加勢するという言い方じゃないんだけど、私も知り合った以上は、男気がいいか悪いかは別にしても、言った以上はそれをしてやらないといけないとやっぱり思うわけですよ。ここら辺で市長の決断というのが大事になってくるのであって、調査はしないといけないですよ、現時点でね、何回か答弁しているんだから。それはやっていいじゃないですか。その間の調査とか--調査のときは書いていなかったけど、修繕するときの補償はしないと協定書にうたってあるようなところもあったけれども、そういう意味じゃなくて、ここまで頑張ってきて何千万円も、1億円以上も使っている対オランダ村の笹原という個人に対して、市長として何らかの対応をしてやらないといけないと思う。内部をちょっと聞いているけれども、よもや、西海市の要らない税金をまた違うものに使わないようにしないといけないというのは一応忠告で言っておきますので。何かちょっと聞いたんですけどね。 もう少し真剣にしないと、ぱっとしないですか。何というかな、市長はその辺がなよなよしているんです。ちょっと決断が遅いというか、前から言っているんだけどね。石橋はたたいて、渡るためにたたく必要はあるけど、たたいても渡らないというのはやっぱりいけませんよ。これは大丈夫と思ったら前に進まないと。いつまでも西海市は進まないですよ。人口3万人、とんでもない。昨日示したとおり、2045年には1万5,000人、このままいけばそんなものでしょう。何も動ききれない、それじゃ駄目さ、杉澤市政。これをいつも持って回っているんだけど、俺は杉澤市政を信じているんです。頼んでおきます。 そういうことで、オランダ村に関しては、これをもって早急な決着、どういう決着、落としどころのですね、できれば西海市もオランダ村もよくなるような解決策を隠密にしなくていいから、開かれた議会の中で議員全体にも知らしめて早急にやっていただきたいという思いです。30年もつというのがたった5年で駄目になったのは信じられない。 次、3問目です。旧長崎オランダ村のCゾーンについては、もう4年たっているんですよ。これに関しても再三私も質問してきている。平井はばかじゃないだろうかと、オランダ村、オランダ村と言うかもしれないけど、何で要らない施設をいつまでも放っておくのかなと。何の考えがあるのかな。これですというものを示したことがありますか。Cゾーンにはこれを持ってくるとかですね。それを聞きたいわけですよ。だから、議会の皆さん承知してくれと。何を持ってこようとしているんですか。朽ち果てていくCゾーンを、要らない税金を使ってずっと持っておくわけですか。答弁では貴重な財産とかという言い方をしていますけど。市長いかがですか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) Cゾーンにつきましては、皆様方にも一度、議会の一般質問の中でお話ししたこともあると思いますけれども、まず、教育関係の施設等が誘致できないかということで話を進めておりました。そして、なかなかそれが、これは大学ですけれども、単独ではちょっと難しいなというようなことがあって、一応それは下火になったんですが、可能性がゼロになったわけでもないということがありました。 そして、やっぱりCゾーンを考えるときに、これから未来に向かって、ずっと持続可能な政策を打っていかなければならないということがありましたので、これから世代を超えてずっとあそこが残っていくような形をつくっていかなければならないというような思いがあったところであります。そういう中で、何が一番いいかなということは、やはり教育関係、特に学校関係なんかによりますと、結局4年間なら4年間ずっとサイクルでつながっていく、これが一番いいんじゃないかなという形で進めてきたわけであります。そういう中で、そうは言っても、なかなかそれが先へ進まなかったということがあります。 今回は、それがうまくいったら、当然今の腐れている木造の解体を真っ先にしなくてはいけないというようなステップになるわけですけれども、今回は先に壊れている危険家屋ですね、こういう施設については先に解体して、そしてまたきれいな形で、これからやはりあそこはセールスすべき場所だというふうに思っております。 そういう形で、今回、第1段階としてやらなければならない。特に危険家屋になっている木造の部分については計画的に解体していく、ここから始めないと、先には進まないというふうに思っているところであります。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 先ほども申し上げたように、時はずっとたっていっています。一刻一刻たっていって、2年前、3年前、4年前も似たような質問を私もしてきているんだけど、その頃は、2年前までは学校の話をした、私事で話したときもこういう考え方になっていたと聞いていたけれども、一向に進んでこないし、今も結構厳しい状況だろうという判断の中で、そこをちょっとした更地に戻してというか、排除するところは排除して、いい土地にしないといけない、一団の土地という表現でさっき答弁で言っていたけど、そういった土地があるんだから、そこを利活用しないといけないという気持ちは分かるけど、もう4年たっているんですよ。杉澤市長じゃできない話だったら、方向性は切り替えて持っていかないと、いつまでも足を引っ張られていて、今、軽く解体とかなんとか言っていますけど、そういうのをするにも何千万円とかかりますよ。公費であったらなおさらです。燃やしていいなら、ばっと油をまいて火をつければいいかもしれないと昔の者は言うかもしれないけど、市の財産だからそういうわけにはいかない。だったら、それなりの金をかけないとあそこの解体はできない、それは分かっているわけですよ。 私は簡単にあそこを壊すというよりも、新たに利活用できる方向に持っていくという考えよりも、公募という形で前は言っていたけど、そういうのもかけてみてやるなり、逆にあれは、おっしゃるように手がかかるから誰も要らないという可能性もあるんですよね、考え方によっては。そういうことも踏まえて今後考えていかないといけないだろうと思うけど、今のところの市長の考えとしては、さっき答弁があったことで理解していかないといけないのかなと思うけど、新たにこれという考えは結局、ここが入ってくるというような話はないということで理解していいですか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 答弁の中では申し上げておりませんけれども、今、大村湾を全体で見たときに、非常に動きも出てきております。大村湾の一帯がこれから非常に高い価値を持ってくるということも予測されます。1つは、また、西彼杵道路、これは南進することによって、非常にあそこの交通アクセスがよくなってくる。そして、評価も高くなってくる。だから、価値はこれからどんどん上がっていくというふうにも感じております。 そういう中で、さらに価値を高めるためには、やはりきれいな土地として、それを提供しなければならない。それもありますけれども、3年前、4年前と比べたら木造家屋の老朽化が著しいということで、議員ご承知のように、去年はデッキ部分ですか、あれが海のほうに流れ出して、汚濁防止フェンスを今しているような状況ですね。そのままで今度いいのかということがあります。だから、これは先にやらないと、その先には進めない。 先ほど1回申し上げましたけれども、これからあそこの価値は十分に上がってくるというふうに思っております。そういう中で、西海市が未来に向けて将来につながる活用をこれは考えていくべきだと思っておりますので、性急に右から左にというような考えよりも、これはゆっくり考えたほうが将来的には非常に高いものになるんじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) それは杉澤市長の考え方がそうあるということで、それを示すものは何かありますか。将来的な価値が上がるというところの、私が納得できるような--これができるから、ハウステンボスとかなんとか、そういうのも多分頭の中に入れて言っているんでしょうけれども、何をもって大村に付加価値が生まれてくるということを今考えていらっしゃるのか、お知らせ願えますか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 結局、特定の事案でこうなるんだということを申し上げることはできないと思うんですが、いろんな周りの状況が変わってきている、言っているように、ハウステンボス側のこれからの計画もあります。それも一つの選択肢だと思います。そしてまた、昨日の一般質問の中でも出ましたけれども、住宅地としての捉え方もあろうかと思います。まだ考えられることはいろいろあると思います。そしてまた、西海市としては、本当に山間部が多い中で、平地としては非常に貴重な場所でありますので、これはやはりもう少し慎重に考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) はっきりとした答えは見えないけれども、付加価値が上がっていくんじゃなかろうかという市長の判断で今私は受け止めているわけですけれども、それをもって10年考えたとき、そこに市の予算がどれだけ投与されるかというのと、それをもってどれだけの付加価値がつくのか。仮に1億円かかったものを10億円でさばけるとか、1億円かかったものをペイすればいいんだから、1億円で譲渡できればそれでいいと考えておられるのか。あるいは、10億円かけて、ずっと10年間持っていたけど、1億円の価値にしかならなかったかと考えたときに、こういうことはどこかの時点でやっぱり決めないといけないと思うんですよ。持っていて西海市民のためになるのか。なるんだったらその構想を描いてきちんと示さないといけない。漠然としたもので今のような答弁をいただいて、俺はここは持っておったがいいと思うと、別に勘じゃないですよね。かといって、これは誰しもあることかもしれないけど、ああ、持っておけばよかったということもあるし、ああ、早くやっておってよかったということもある。たった55年しか生きていないけど、多々そういうことはあります。ああ、取っておけばよかったとか、これはやっておってよかったと、そういう判断をするのも皆さんが机上論で考えてするのかもしれないけど、その価値で、今こうあるのは、こういう手を入れることによってどのくらいになって、それはこういう未来が描けるという図案もないのに、ただ単に、いや、あそこを持っておけばどうにかなると思うんだよねと言われて、俺がうんと言うわけないでしょう。だから、その辺のものを私に伝えることはちょっと小ばかにしていると。Cゾーンのことについて何回俺に聞かせるんですかという話ですよ。そこまで言うのであれば、絵を描いてきっちりしたものを出して、こうなる未来があるんだと示さないことには、到底私は納得いかないですよ。解体するって、その解体の金は誰の金ですか。市長の金だったら何も言わない。当然、税金から捻出しないと、その解体費は出てこないでしょう。そのあたりも踏まえて、答弁をするときには。今回そう言っているから、次また聞いた時には、一回一回、何か同じことばかり繰り返しているかもしれないけど、何回も言うけど、時はたってきているんですよ。何ら変わりがないでしょう。変わりがないというか、自分も今ご答弁されたように、3年、4年前と違って朽ち果てて、そういうことですよ。3年前、もっと早くしておけば、4年前、もっと早くしておけばと。とにかくその辺の決断というのが杉澤市政になっているんだから、市長の判断というのは重大であるし、それを私たち議会が判断して、提案されないことには議会はどうもされないわけです、そういうものに関してはね。私はそう思うわけですよ。そこの決断がちょっと遅いんじゃないかといつも言うんですよ。また12月にこの一般質問をしますから、それまでにそういった絵を描けますか、市長。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 次の一般質問までにその計画の絵を描けるかということでしょうけれども、それは厳しいと思います。まず、計画をつくったにしても、これからやはりその先、その計画は変更するかもしれない、その可能性もあるんです。計画したとします。計画書を作るとする。ところが、Aの計画じゃなくて、Bの計画のほうが将来性があるというような判断をするかもしれない。なかなかそこはまだ難しいと思います。 そして、幾らかかるか分からない、無駄な投資になるかもしれないというようなご意見ですけれども、これは無駄な投資ではなくて、やらなくてはならない経費だということを考えていただきたいというふうに思います。だから、これをまずやらないと。それは捉え方によっては無駄な投資と思われるかもしれないけれども、しかし、そうじゃないと。これはやらなければならない経費なんだということでご理解いただきたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) これは私と市長の考え方の違いということで受け取らないことには、到底私に対する答弁にはなっていないというふうに私は理解するわけですけど、何らかの時点で決めないといけない、即決がいいか悪いかは別として、やっぱり形あるものに決めて、よし、こっちの方針で行こうと、その方向性すら見えないからこうして言っているんですよ。 A案、B案があるというんだったら、Aにも着手していないのに、B案のほうがいいかもしれないと。そんなのは単なる迷いですよ。Aにしようかな、Bにしようかな、いや、Bのほうがいいようだなと、ずっと机上で考えて、こっちがいいようだ、こっちがいいようだ、時はどんどんたってくる。1年たち、2年たち、3年たち、4年。今は5年目です。そういった中で、本気で考えていないようにしか見えないし、あそこはもう、俺が一般質問するたびに、さっきも言ったけど、平井は何を言っているんだろうかと言うかもしれないけど、迷惑施設という声も上がってきているのは市長にも聞こえてくるでしょう、あんなのに要らない金ばかり使ってと。これがまさに平成27年に議決された4億円弱のオランダ村Bゾーンに投資されたお金。 私は議会にいなかったけど、何でこんなものに4億円もかけるんだと。出来上がった品物がこれ。今の現状、調査が必要です。意味が分からない。これを無駄な金と言わず、どういう金と言うんですか、市長。併せてさっきのオランダ村にもかかってくるけど、こういうのを無駄な金と言わず、どういう金と言うんですか、市長。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 先ほどから申し上げていますけれども、無駄な--無駄といえば無駄でしょう、これは。今まで、この古い施設になっているのでね。しかし、これはやらなければならない手順だということで、そして、Cゾーンの木造建築の解体というのも、これは無駄な投資ではなくて、何回も繰り返しますけれども、これはやらなければならない経費だと。これを持っている以上、まずはこれを新しくするにしても、新しい何かに変えるにしても、まず最初にやらなければならない必要な経費だというふうに思っておりますので、そこはご理解していただくしかないと思っております。 ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) 市長がそういう考えであるということは理解します。けど、本当にそれでいいのかなという懸念は持っています。これは当然、そこは早急にやっぱりそういったところも含めて、いろんなやらなければいけないことはいっぱいある、西海市も。特に今は災害の件で頭がいっぱいでしょう。コロナもしかりでしょう。そういった中で、随分と前からあった事案ですから、それについてはそんな時間をかけなくてもできることじゃないかというふうに私は考えているわけです。そういった中で、理解しろということだから、理解したつもりで、一応今回は終わっておきます。 大瀬戸の処分場については、熱海の事件とかで、埋立てのところが流れていくという大きな事件があっているわけですよ。そういった中で、今まできちんとした管理の中でやっているということは理解するわけです。その大瀬戸町時代の話からでした。4年前にそれがかさ上げされて、それがもういっぱいになっていることを所管の厚生常任委員会で見に行って、一応拝見しています。 しかしながら、本当の安全性、下に住んでいる人は少ないかもしれないけど、もし流出したときに甚大な被害が起こる可能性があると考えたときに、極力やっぱり現時点で蓋をして、早いうちに蓋をして、違う候補地を優先的に見つけてやっていただきたい。そっちのほうが私はいいと思うから言っているんですが、最後に一言。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 指摘されました、この整備計画と併せた形でも候補地の選定を急がないといけないと思います。 しかしながら、本当にこれは最終処分場ということで、まず、候補地を探すのが非常に難しいところが出てくると思いますけれども、そうは言ってもこれは避けられないということで、これについては積極的にやらなければならないということで、頑張ってまいりたいと思います。     (「分かった」の声あり) ○議長(宮本一昭) 6番、平井満洋議員。 ◆6番(平井満洋) それでいいです。そこら辺が首長の心意気というのが出てくるから、先頭を切ってそういったものをやるということを仕組みづけていけば、職員さんたちも当然増えてくると思いますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(宮本一昭) これで平井満洋議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をします。11時10分まで。     午前11時00分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番、打田清議員の質問を許可します。7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 〔登壇〕皆様お疲れさまでございます。志政会、打田清でございます。昨日から一般質問が始まりまして、先ほど平井議員まで、こうして登壇した折に、さきの大雨の際の犠牲者、また、被災された方々に哀悼の意、また、お見舞いの言葉等ありましたけれども、私も全く同じ気持ちでございます。お見舞い等を申し上げたいと思います。 そしてまた、職員の皆さんにおかれましては、お盆の時期、ちょうど週末でございましたけれども、休み返上で被災の確認、対応をしていただきました。本当にご苦労さまでございました。市民を代表いたしまして御礼を申し上げます。 それとまた、被災した被害のあったところは、建設課、農林課をはじめとして、対応がすぐ取れるところに関しましては対応していただきまして、仮設の道路等を設置していただきまして、完全じゃないにしても、元に近い状態の市民生活を取り戻すことができました。改めてこれも御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ちょっと緊張していますので、もうちょっと話をさせてもらいますね。 皆さん笑っていただいて本当にありがたいことですけれども、今日は9月8日です。前回のときも6月16日でこういう話をさせてもらったんですけれども、今朝のテレビで、今日、9月8日というのは、91年前にアメリカの3M社が世界で初めてセロハンテープを発売した日ということでありました。今は事務作業とか、いろんな工作をするとか、チラシを貼るとかいうことで簡単に使っております。だけれども、その当時は本当に画期的なものだったろうなと考えることができます。本当に便利で粘りがあるセロハンテープでございます。私たち議会人としても、また、皆様行政側の方にしても、このセロハンテープのように粘り強く市政に取り組んでいき、市民の負託に応えたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告をいたしておりましたので、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず初めに、多目的船はやて2号の現状と老朽化に伴う新造船についてということで質問させていただきます。 令和3年度から業務効率化のために、多目的船はやて2号の運航ダイヤは、本土、これは崎戸のことですけれども、本土と江島、平島間を月曜日は1往復、水曜日は2往復、そして、金曜日は本土を出て、離島間のみを2往復と変則的な運航ダイヤに変更されております。 そこで、以下のことについてお伺いをいたします。 1、運航ダイヤの変更後の使用状況について、西海市多目的船舶の運航及び管理に関する条例第5条の使用区分別の件数、使用者数、乗船率をお伺いいたします。 2、緊急運航等の定期運航以外の使用状況について、令和2年度の使用区分別の件数、使用者数をお伺いいたします。 3番目、はやて2号の船員の配置状況と勤務体制についてもお伺いをさせていただきます。 それから、4番目です。本年6月の第2回定例市議会における一般会計補正予算(第2号)に多目的船はやて2号の船体老朽化に伴う新船建造事業費が約1億5,200万円計上されておりました。現行のはやて2号は平成7年に約7,100万円の事業費で建造されています。原材料等の値上がりも考慮できますが、約2倍の事業費を計上していることはなぜかということでお伺いをさせていただきます。 それから、2項目めでございます。西海市一般廃棄物処理基本計画についてです。 炭化センターやリサイクルセンターの稼働により、最終処分率やリサイクル率の向上が見受けられますが、計画書の57ページに掲載されているごみ排出量の将来予測によれば、令和元年度の計画収集人口2万7,543人、ごみ排出量8,484トンに対し、令和17年度の計画収集人口2万311人、ごみ排出量6,945トンと、年間のごみ排出量は減少しているものの、1人1日当たりのごみ排出量は増加する計画になっていることから、その理由をお伺いいたします。 そして、2つ目です。計画書の63ページ、64ページに掲載されている排出抑制・再資源化計画に掲げてあります6つの排出抑制のうち、①環境教育の充実、④厨芥類の減量について具体的な取組状況をお伺いいたします。 それから、質問事項3項目めでございます。西海市消防団の現状についてでございます。これは6月議会でもさせていただきましたけれども、関連でさせていただいております。 近年、異常とまで言われるような気候変動の影響により、本市でも大型台風の襲来や大雨による被害が発生しており、今後も自然災害の頻発が懸念される中で、消防団の存在意義はますます高まっており、地域防災力の中核として重要であることは明確である。そのような中、本年6月の第2回定例市議会において、消防団員の定員割れの状況や消防団員の確保についての質問に対し、機能別消防団員制度に関し、消防団OBが経験豊かな知識及び技能を生かして消防団活動に携わっていただき、平日昼間の火災の初期消火や大規模災害時の避難誘導など、有事の際に、基本消防団の後方支援及び補完的な活動をしていただくというもので、自主防災組織との連携も併せて、その導入に向けて取り組んでまいりますと答弁がありました。 基本団員の確保が第一ではありますが、現状は平日市外で勤務し、日中不在となる団員が増加していることを鑑みれば、早急に機能別消防団の設立をする必要があるかと思いますが、具体的な導入計画等についてお伺いをいたします。 以上、3項目でございます。答弁の後にまた再質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕打田議員の1問目、多目的船はやて2号の現状と老朽化に伴う新船建造計画についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目のダイヤ変更後の使用状況についてのご質問ですが、令和3年4月1日から7月31日までの集計結果を西海市多目的船舶の運航及び管理に関する条例第5条に掲げる使用区分別に申し上げます。第1号、患者の移送については1件、1名で、第2号、災害発生時の出動及び第3号、遺体搬送についてはゼロ件、第4号、庁用業務は228件で、使用者が443名、乗船率は68%です。第5号、その他市長が必要と認めたときはゼロ件です。 次に、2点目の令和2年度における定期運航以外の使用状況のご質問につきましては、1点目と同様に申し上げます。第1号、患者の移送が11件で11名、第2号、災害発生時の出動が1件で6名、第3号、遺体搬送が1件で4名、第4号、庁用業務が8件で43名、第5号、その他市長が必要と認めたときがゼロ件です。 次に、3点目の船員の設置状況と勤務体制についてのご質問ですが、船員は船長1名を会計年度任用職員で雇用しており、離着岸時には総合支所及び出張所の職員が業務の補助を行っております。勤務日は月曜、火曜、水曜、金曜の週4日で、1日の勤務時間は午前8時30分から午後5時までの7時間30分です。 なお、定期運航日ではない火曜日は、船の整備、調整、清掃用務のため勤務しております。 また、勤務日以外に緊急運航等が発生した場合は、時間外勤務として取り扱っております。 次に、4点目の新船建造に現行のはやて2号の約2倍の事業費を計上しているのはなぜかとのご質問ですが、要因の一つは、資材費の値上がりによるものであります。主要材料であるアルミニウム地金のキログラム単価は、日本経済新聞調べでは、はやて2号建造時の平成6年は平均値で179.7円であるのに対し、令和3年1月から7月の平均単価は306.3円で、およそ1.7倍の価格上昇となっております。また、新造船は安定性を向上させるため、現行の船より全長ベースでおよそ2割、約3メートル大型化させる計画であり、資材の増加と単価高で約2倍、費用を押し上げております。この大型化に伴うエンジンの増強や船内設備の安定稼働のための補機の搭載及び操船補助のためのスラスターを新設する計画も費用増加の要因であります。 このほか、艤装に係る電装等の外注費用や航海計器の高性能化に伴う価格上昇、消費税率が3%から10%へ改定された影響など、前回の建造から26年経過する間の各種要因が積み上がり、約2倍の事業費となったものであります。 次に、2問目の西海市一般廃棄物処理基本計画についてのご質問にお答えします。 まず、1点目のごみ排出量の将来予測において、令和元年度と令和17年度との比較でごみの排出量は減少しているが、1人1日当たりのごみ排出量が増加している理由をとのご質問ですが、本市では、ごみの発生抑制や再資源化によって極力ごみの減量化を図り、本市の実情に適した循環型社会の実現を目指すことを目的として、第2期となる西海市一般廃棄物処理基本計画を令和2年度に策定いたしました。 議員ご指摘のごみ排出量の将来予測の箇所につきましては、近年のごみ排出量実績の傾向を将来に当てはめ、現在の状況がこのまま継続した場合の推移を予測したものとなります。本市のこれまでの実績から、人口の減少に伴い、ごみの総排出量は減少するものの、1人1日当たりのごみ排出量に換算すると増加することを予測しております。 この予測に対し、より一層のごみ減量化とリサイクル等の取組を推進するものとした目標を基本計画に掲げており、1人1日当たりのごみ排出量につきましては、令和元年度に842グラムのところ、令和17年度には約5%削減の800グラムとする目標を掲げておりますが、さらにこの目標を上回るよう、ごみの減量化に努めてまいります。 次に、2点目の排出抑制・再資源化計画に掲げている6つの排出抑制のうち、環境教育の充実、厨芥類の減量について具体的な取組状況を伺うとのご質問ですが、本市では、ごみの排出量抑制と再資源化を推進していくため、市民、事業者、行政が協働の意識の下、適切な役割分担で排出抑制・再資源化計画の取組を行っております。 その排出抑制のうち、環境教育の充実につきましては、小・中学生や地域社会の場において、ごみ減量化や分別回収、再資源化に関する出前講座の開講、ごみ処理施設見学会の実施などの普及啓発事業を行っております。また、広報紙を通じて、ごみに関する情報やリサイクル情報などを提供させていただいております。 厨芥類の減量につきましては、厨芥類である生ごみの減量化を推進しており、一般家庭に対する生ごみ処理容器・機器の購入費補助や生ごみ減量化講習会を開催しており、この取組を今後も継続、充実してまいります。 次に、3問目の西海市消防団の現状についてのご質問にお答えします。 近年は大型台風や大雨による被害が発生しており、本市における地域防災力の中核として、消防団の存在意義はますます高まっている状況にあります。本年6月の第2回定例市議会の一般質問における議員の消防団員の確保についてのご質問に対しまして、機能別消防団員制度の導入に向けて取り組んでまいりますと答弁いたしました。 制度の導入につきましては、組織における機能別消防団員の位置づけや職務、処遇などについて十分な検討が必要であります。既に制度を導入している自治体の状況を調査しましたところ、経験年数などの入団条件や任期など、自治体ごとに異なっている状況もあったほか、訓練等の平常時に行う消防団活動への参加について、基本団員との職務の区別をどのようにするかなどの課題もありますが、本市としての機能別消防団員制度につきましては、消防団員や消防委員の意見をいただきながら、環境が整いましたところから順次導入してまいります。 以上で、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございました。 まずは、はやて2号のことから再質問等をさせていただきます。 具体的な数字等を示していただきまして、ありがとうございました。この多目的船というのは、私たちになれば、市民が自由に使える船であればいいのになと思うようなところがあるんですけれども、6月の一般質問の折に、旅客船としての扱いではまた法的なものが変わってくるということでありましたので、こういうふうな多目的船舶という位置づけということを聞いておりました。それで、第5条の使用区分等を聞かせていただいたわけでございますけど、数字的には全くそのとおりだなということを今思いました。 それで、その中で一つ先に聞かせてもらいたいのは、5月に発生しましたNEW松島の事故のことも頭にあるもんですから、船員が船長1人、会計年度任用職員で雇用しておるということで、乗船する人は船長がお一人ということですよね。着岸時に支所の職員とか出張所の職員が補助するということでありますけれども、この船長さんの言わば健康管理等に関してはどういうふうな対策をされておるんでしょうか。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 植田統括総合支所長。 ◎統括総合支所長(植田智子) お答えいたします。 多目的船の管理につきましては崎戸総合支所のほうで管理をしておりますので、私のほうで回答をさせていただきます。 船長の健康管理につきましては、定期便が毎週、週3回あるんですけれども、毎朝、出発前と寄港時に総合支所のほうに必ず立ち寄るようにしております。その際に検温等と、あと、支所職員のほうで健康の状態等を点検して、管理のほうを徹底している状況でございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 毎日、検温と健康状態のチェックということで、目視ということですよね。毎日それをやっているからということでしょうけれども、精密的な健康診断とかというのには適用していないんでしょうか。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 植田統括総合支所長。 ◎統括総合支所長(植田智子) 船長につきましては、船員法で必ず年1回の定期健診を義務づけられておりますので、職員の一般の健康診断とは別に、きちんとした医療機関において必ず年1回の検査のほうを実施しております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。先ほど言いましたように、やっぱりどうしても5月のNEW松島の事故等が頭によぎるもんですから、そこのところは徹底してやっていただきたいと思って聞かせていただきました。 そして次に、建造費ですけれども、どうにか分かりました。26年の時間を経過することによって原材料等の値上がりということは私も考えておったんですけれども、その中で、答弁にありましたけれども、やっぱり船を大型化していこうということ。本当にこれはいいことだと私は思います。ぜひともそういうふうにしていただきたいと思うわけです。 それで、平島の方だったか江島の方だったか、ちょっと忘れましたけれども、こういうことを言われて、こういう機会ですので、もしよかったらそういう装備もということをお願いしたくて言うんですけれども、いつもは崎戸商船のみしまを使って物の移動をされているということを聞いているんですけれども、みしまが定期検査とかに入った場合に、ごみ、要は可燃物等なんかをフレコンバッグというかな、1トンバックに詰めて、みしまで移動していると、積んでいるということを聞きました。みしまの場合は、ちゃんと船に備付けのクレーンがあるから、クレーンでぽんと積み込めば楽なんだけれども、はやて2号になると、どうしても手積みになってしまうと。ですから、そういうところを改善してもらえればということですから、これだけの船を造るということですから検討していただいて、クレーンなり運搬車で--運搬車といっても難しいところがあるかもしれませんので、クレーンの設置等ができないものか、要望でもありますし、お聞きをさせていただきますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 本当にそれは新しいご指摘だというふうに思っております。今、建造に向けて進めているわけですけれども、委員会等でそういう提案もさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。本当にこれはそれを使う人のためを考えていただいて、していただければと思いますので、ご提案のほどをぜひともお願いいたします。 それから、せっかくいい船を造っていただくもんですから、先ほど冒頭に言いましたけれども、多目的船という位置づけでありますけれども、やっぱり江島、平島の方がもうちょっと生活に密着して使えるような状態というのができないものかということを私も考えるわけですよ。週に3日間、変則的なものですけれども、定期運航をやっております。やっておりますけれども、通常はみしまを使って病院とかなんとかも行っているということを聞いておるんですけどね、やっぱりそのための市の船、市民のための船じゃないかなと思うところもあるもんですから、そういうところは何か考えることはできませんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(宮本一昭) 先ほどの前段の質問でクレーンの件でございますけれども、植田統括総合支所長から答弁があります。植田統括総合支所長。 ◎統括総合支所長(植田智子) 先ほどのご質問とただいまのご質問は関連がございますので、併せてご回答をさせていただきたいと思います。 多目的船の一般使用につきましては、以前からいろいろなご意見をいただいております。確かに利用できるほうがいいんですけれども、議員ご承知と思いますけれども、やはり民間の崎戸商船が運航しておりますので、そこの経営的な面との調整もありますので、やはり多目的船の使用については慎重に対応したほうがいいのではないかというふうな考えを持っております。 またあわせまして、先ほどの可燃ごみ処理の話なんですけれども、民間の船が使えない場合は必ず多目的船を使うようにはするんですけれども、やはりそれを補完するために、今回の船につきましてはタラップをつけたりとか、バリアフリーにするなどの対応を図っております。クレーン等につきましては、機能上どうか確認ができないんですけれども、ご意見として頂戴して、反映をさせていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ぜひともご検討ください。私が島民である皆さんの利便性を考えて使用することができないかなということを言ったのは、以前にも同僚議員が江島、平島地区の活性化についてということで質問されておることも私も見ております。言わばそれを使って観光の一つにもできないかということで、そのときもできないということをいただいているんですけどね、やっぱり同じ市民として、あれだけのところにおって、それはみしまが行っているのは重々分かっているんだけれども、みしまは基本的に上五島を起点として、平島、江島、崎戸、佐世保に行って、帰りがまた同じく。とにかく行ったら帰ってこれないと。病院に行くにしても1泊、2泊泊まりだということも聞いておりますので、そういう面を補完するようなことができないかなと思って言わせてもらっております。 それに関してですけれども、有人国境離島法というのがたしか江島、平島は適用されておりますよね。こういうものを使って、言わば特例措置という形で、定期運航を今やっておりますけれども、その中で、この日だけはとにかくもう少し時間を使って、江島・平島島民に限って、その日は使えますよと。週1でもいいし、2週に1でもいいし、そういうような特例措置を立てるということができないものか、ちょっと考慮してもらいたいんですけど、いかがなもんでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 村野さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) ただいまの質問にお答えいたします。 議員がおっしゃっている特定有人国境離島法ですけれども、これにつきましては長崎県の各離島ですね、特に壱岐・対馬、五島について利用させていただいて、江島、平島もその一部として取り込んでいただいているところでございます。 基本的にこの特定有人国境の部分については、運賃の低廉化、それから、物資の費用負担の軽減、雇用機会の拡充、観光振興というところで定義づけられておりまして、主にソフト事業という形で推進されているところでございます。 ただいま何かしらの形で観光等を含めて週1回でもとか、そういった取組ができないかというご質問でございますけれども、この有人国境離島法の前に、旅客船扱いにするのかしないのかという船舶の取扱いの部分が絡んでまいります。先ほど統括総合支所長がお話ししましたとおり、民間、崎戸商船が走っておりますけれども、これも国の補助をいただきながら運航しているところでございます。もう一つ、仮に市がそういった旅客事業を実施するとなれば、1つの航路に2つの船舶が走るということになって、国庫補助対象路線からも外れてまいります。そうなると、要するにフェリーを西海市は持っておりません。旅客だけとなってくると、またこのみしまの問題も出てまいりますし、いろんなことが大きな問題として出てまいります。いろいろ総合的に鑑みまして、現在のところ、確かに島民の方々についてはご不便をおかけしているところはあるんですけれども、総合的には今の状況がベストというふうに判断しているところでございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) そういう答弁が来るものということは重々想定をしておるんですけれども、6月の定例議会のときに市長が所信表明を述べました。その中で、7つの柱がありまして、一番最後の7つ目に、島が元気な西海市ということをうたっております。その中で、島の産業づくり、取る漁業とともに、育てる漁業の推進と資源管理の研究に努めていきますということで、そういうものに当てて、はやて2号ができないのかなというところも、素人ですけど、思うわけですよ。ですから、そういうふうな質問をさせてもらったんです。 この有人国境離島法もたしか令和9年までの時限立法ということで承知しておりますけれども、今、市長が挙げている元気な島づくりに対して、江島、平島の中で、例えば、何か産業を起こしたいとかという方がおられるためには、それまでにどうにか形をつくってやる。そして、有利な補助等をいただいて事業を起こしてもらう、仕事をしてもらうということを言っているんだろうと思っているんですけれども、それに関して、再度になりますけど、そんなのに付与して、はやて2号の有効活用というのはできないのか、再度聞かせてもらいます。 以上、お願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 島の元気、これをつくっていくというのは私の今回の公約の一つであります。その中で、今、はやて2号が利用できないかというようなご質問でありますけれども、これまでもろもろの答弁をさせていただいたんですけれども、なかなか厳しい面がございます。そうはいっても、やはりこの交通網が整備できない限り、島の活性化というのも成り立たないというのがあります。また、島で産業を起こすといっても、じゃ、マンパワーはどうなのかというような根本的な問題もございます。そういう中でも、やはりこの国境離島が無人化していかないために、何かの考え方、政策を取っていかなければならないというふうに思っています。 本当にここでそうしようじゃないかというような答弁をしたいんですけれども、なかなか制度的にも難しいという面がございます。そういう面を理解していただいて、問題を先送りにするわけではございませんけれども、やはり交通網の整備というものにつきましては、本当にその必要性は重々感じているところであります。この産業づくりと何とか並行して、そういう何らかの対応ができないかということも検討課題として進めてまいりたいと思いますので、どうかご理解していただきたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。本当に私も6月にもそういう答弁をいただいておったもんですから、無理なのかなと思いながらも、どこか、言わば抜け道的なものがあって、島民に対するいいことができればと思っての質問をさせていただいておるわけです。 再度になりますけれども、これだけの事業費を使ってやりますので、安全で、そして、いい船を造っていただきたいと思いますので、そこのところを要望しておきます。 ちょっと待ってください、失礼しました。みしまの利用額相当を崎戸商船へ補助金として助成を支払うことを特例法……     (発言する者あり) ごめんなさい。すみません。そのみしまの利用額相当を崎戸商船へ補助金として助成を支払う特区申請をして、何らかの形で行うということはできますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) みしまの現状ですけれども、先ほど申し上げましたとおり、国庫補助航路として取り扱っておりまして、赤字相当部分については国のほうが全て補助しております。ですので、市のほうからの補助というのは、例えば、必要経費だったんだけれども、国庫補助対象経費から外れた部分が仮にあった場合には市のほうから補助する場合もございますけれども、基本的には全て国庫補助対象ということで、国のほうからの補助が全てでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) すみません、ありがとうございます。 はやて2号については、先ほども言いましたけれども、島民の皆さんがいい生活ができるような何らかの形で、第5条の使用区分がありますので、その範囲内でも十分使えるような--こういう言い方はおかしいな。現状維持でしていただければと思いますので、いい船を造っていただければと思います。よろしくお願いします。 それでは、2項目めの西海市一般廃棄物処理基本計画についてのことでございますけれども、昨日の同僚議員の質問に対して、1人当たりのごみの量が増えたということは、粗大ごみ等の回収等があったからそういうふうになっておりますということでありましたので、それも考えられるかなと、私もその際、理解をしました。 それで、その後に生ごみのことが出ました。私もメモをしておったんですけれども、生ごみが水分量が30%、出るごみ量が58%ということで、とにかく生ごみを減らせばもうちょっといい炭化物もできるんじゃなかろうかという判断もあるわけですね。それで、生ごみに関しては器具等を助成して各戸に配っていると。昨日、具体的な数字もいただいておりましたけれども、ちょっと私も興味があって、いろんなところを調べてみましたら、これは私が言わなくても皆さんもご存じかと思いますけれども、鹿児島県の大崎町、それから、徳島県の上勝町というところはすばらしいごみの取組をやっております。大崎町についてはたしか私が記憶しているのは13種類の27分別、上勝町については13種類の45分別をやっているということで、大崎町に関してはリサイクル率83%という数字をたたき出しているということですけれども、やっぱりこういうふうないいことはまねてもいいんじゃないかと思うんですよ。これは市民に負担をかけることになるんですけれども、だけれども、やっぱり俗に言われている持続可能な開発目標、SDGsの取組のことを考えていけば、こういうことも将来的にはやっていくべきだと思うんですけれども、そのことに関しては、市長、どういうふうなお考えでしょうか。どうぞお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今ご指摘いただきました鹿児島県の大崎町を今ネットで見ているわけですけれども、すごい取組をしているんだろうと思います。 これから資源化を図っていくためには、いろんな取組がこれから必要になろうかと思います。そういう先進地事例をしっかりと吸収しながら、調べて、何らかの取組をやっていければというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 市長の前向きな答弁ということで私は理解しておきますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。早急にできないと思いますけれども、とにかく先ほども言いましたように、市民にも負担をかけることですので、徐々に徐々に取り組んでいただきたいと思います。 ちょっと余談になるかもしれませんけれども、8月25日の長崎新聞にこういうふうな記事がありました。ふるさと納税活用の脱炭素支援への寄附ということで、この大崎町がやっぱり取り上げられていたんですよ。ご存じかと思うんですけれども、先ほど言いましたように、27分別で83%のリサイクル率をやっているということで、このヤフーがふるさと納税として4,599万円の寄附をしたということで、これは本当に一石二鳥というようなちょっと卑しい考え方かもしれないですけれども、効果が何か出れば、こういうふうな見方もあって、いいものも来るんだということですので、これは補足になりますけれども、ぜひとも先ほどの市長の答弁を形にしていただいて、こういうものにも参加できればと思います。 そして、先ほど生ごみのことについても触れましたけれども、これは6月5日の長崎新聞にうたっておりました。これも見た方がおられると思うんですけれども、千葉県の市川市です。生ごみの扱いで、24時間投入できるポスト型生ごみ分別回収の実験を始めたと。発生するメタンガスは発電に使われるということです。この種の取組に加え、ごみになる前の食品ロス、それ自体を減らすことも重要だという記事がありました。 まず、各戸に生ごみの処理機なんかを補助を出してやっているというけれども、びっくりするような大きな数字じゃなかったですよね。だったら、それはそれで、どのくらいやってその数字か分からないけれども、数字が伸びないようであったら、どこかで施策を考えて、次のやり方をやるということも必要かと思いますけれども、今読んだ記事のような24時間対応の生ごみ回収ポストのようなものを設置してはどうかと思うんですけれども、そのことについては、市長なり担当部長なりどういうふうにお思いでしょうか。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) ただいまのご質問でございます。 過去3年分の実績を申し上げますと、まず、生ごみ処理器のほうですね、コンポストというものですけれども、令和2年度が5個、それから、令和元年度も5個、平成30年度が1つというふうな実績でございます。それから、電気で行う処理容器のほうですけれども、令和2年度が5個、それから、令和元年度、平成30年度がゼロというふうなことで、確かに議員仰せのとおり、実績数がどうしても少ないというふうなことが一つの課題になっておりますので、ここをどうやって伸ばしていくかという部分になってきますと、やはり我々がどうしてもPR不足ではないかなというふうに考えております。もっともっとPRに力を入れていかなければならない、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。 計画書の63ページ、64ページであったんですけど、そのことに関して、時には言っていいかなという思いがありながら、新聞記事を紹介したことで今の質問になってしまいましたけど、とにかくその周知等もしっかりやっていただきたいと思います。それでも、今数字をいただきましたけれども、言わば処理器で15個、それから、電気処理で5個かな。そういうところですので、どこかでやっぱりそういうふうな事業の計画が必要になってくるかと思いますので、そういう面には本当に積極的に取り組んでいただいて、生ごみの回収方法も変更していただきたいと思います。 その生ごみを使って発電するということは、これはまた本当にいい方法だと思います。発電をするためには、ごみを持ってきて、そこでガスを取り込んで、あとは火を燃やせばいいんだとか、それを発電に使うのは簡単にいかないと思いますけれども、やっぱりそれはこれからの時代では必要なことだと思いますので、ごみの処理についてはそういうようなことで新しい考えを持って取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、教育のことについてになりますけれども、市長答弁に学校等での出前講座等があったとありましたけれども、これは実際どの程度やられているかということは市民環境部長のほうで分かっておりますでしょうか。どちらかで。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 今度は出前講座のほうの実績でございますけれども、本年度と前年度の令和2年度はコロナ禍の影響でゼロでございました。令和元年度のほうでいきますと、2団体の48名、それから、平成30年度で申し上げますと、3団体の64名というふうなことになっております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) こういうふうな周知教育というのかな、いいことだと思います。ただ、言うように、2団体48名、3団体64名ということは、それを見ると少ないなと思いますので、やっぱりそこのところは、先ほどから部長も言うように、周知のところが足りないかなと思うところです。とにかくごみ減量化のための施策ということでありますので、ひとつそういうのを徹底してやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 それでは、次の質問事項、西海市消防団の現状についてということであります。 市長が具体的にはまだ十分な検討が必要ということでありますけれども、どうでしょう、十分な検討が必要というか、ほかの自治体の状況を調査したところということで、自治体ごとにも異なった状況があるということまで答弁いただきましたけれども、ということは、実施している自治体があるということですよね。その自治体がどのくらいの規模でどういうふうなことをやっているということが分かっておれば、お伝え願えればと思います。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) ただいまのご質問にお答えいたします。 機能別消防団員のほかの自治体の状況につきましては、まず、入団条件を設けているところがございまして、例えば、平戸市のほうでは50歳から65歳以下、分団の班長以上の経験者というふうな形になっております。また、松浦市では50歳以上、団員歴10年以上、そして、壱岐市では団員経験が5年以上というふうな条件が課されております。また、任期も設けておられるところがありまして、松浦市では5年、壱岐市では3年、平戸市では定年が65歳というふうな形で設けられております。そのようなところもほかの自治体では見られておりました。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。そういうふうな数字があるんであれば、それを適用してもらってもいいだろうし、これをそのまま聞く耳を持たないじゃないけれども、これはこれで各自治体がやっているんだから、西海市の場合はとにかく経験者であれば、やりたいよ、なってもいいよというんであれば年齢関係なく入れてもらって、とにかく基本団員が少ないということが一番です。ですので、そこの補完のために機能別消防団という言葉が出てきているんですから、まず、自治体を調査して、それを西海市に取り込むということは必要かと思いますけど、そういうことをやってもらって、西海市独自の方法でこの機能別消防団というものをぜひともやっていただきたいと思いますので、お願いしておきます。 とにかく消防団、質問の中でも私も言わせていただきましたけれども、基本団員の確保がやっぱり第一なんですよね。昨日の同僚議員の質問にもありましたけれども、いい機械、いいシステム、いい道具、いい車両があっても、人員がいなければ動かすことができないわけですよね。ですから、機能別消防団の設立と、それから、基本団員の確保ということを至急取り組んでいただきたいんですけれども、6月の質問のときの答弁の中に、これは総務部長のほうからいただいたと思うんですけれども、事業所別の西海市消防団協力事業所表示制度実施要綱というものがありますと。目的が第1条にありますけど、「西海市消防団に積極的に協力している事業所又はその他の団体に対して、消防団協力事業所表示証を交付するために必要な事項について定め、もって地域の消防防災力の充実強化等の一層の推進を図ることを目的とする。」という要綱がございます。これに対して、それ以降に何かアクセスがあったことがありますでしょうか。お願いします。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) この消防団協力事業所につきましては、現在、14事業所ございます。6月からの分については変更はございませんが、今後はホームページ等で「ながさきの消防団」というサイトもございますので、うちのホームページにもそことリンクするようなこともしまして、PRアップに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) これも先ほどのごみのことじゃないですけれども、PR、周知というのがぜひとも必要かと思います。第2次西海市総合計画の中にも「若者や女性の入団を促進し、各種訓練を実施します」という文言もありますので、ぜひとも基本消防団が第一ですので、そういうふうに取り組んでいただきたいと思います。 それと、機能別消防団と関連があるかどうかですけれども、消防の条例を見ている中で、西海市防災士養成事業補助金交付要綱ということがございました。言わば防災士の資格を取るときの費用を補助するということでうたわれておったと思いますけれども、この制度を使っての実績、言わば防災士を取得したということが近年実績としてありますでしょうか、それをひとつ聞かせてください。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) ただいまのご質問ですが、申し訳ございません、今手元に数字はございませんけれども、実際に防災士の講習を受けられた、そしてまた、登録したときの費用に関しては支出をした実績というのはございます。後もって数字のほうは回答させていただきます。 ○議長(宮本一昭) 総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) 先ほどの防災士の補助の件については、今年度も一部の区長さんからは問合せもあっておりますので、そういった方にはこの制度をご紹介して、区長さんたちは防災士ということで講習を受けて資格を取るというふうにはしております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 分かりました。とにかくずっと防災士のこと、それからまた、協力事業所のことで質問して答弁をいただいてきましたけど、これはあくまで西海市消防団の補完的で補足的なものだと思いますので、とにかく市長をはじめ、市のほうにお願いしたいのは、基本団員の確保というものを強く強くお願いしたいと思います。8月の大雨、実際ああいうふうにありました。去年の台風もありました。やっぱり市民の生命、財産を守るという大きな使命があるのが消防団でございますので、そのために構成をしっかりしていただく、そのための私の一般質問でございますので、そこのところを十分把握していただいて、考慮いただいて、取組をしていただければと思いますので、お願いしますということで閉めさせていただきますかね。 一応3項目終わりました。ご丁寧に答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで打田清議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。     午後0時08分 休憩     午後1時09分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 渡辺議員の一般質問に入る前に、先ほどの打田議員への質問に対する答弁の申出があっておりますので、これを許可します。藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) 午前中、打田議員からご質問をいただきました防災士養成補助金の申請者につきましてですが、西海市におきまして、防災士の数が44名おられます。そのうち、防災士養成補助金の申請をされた方は19人でした。 以上です。 ○議長(宮本一昭) それでは、次に13番、渡辺督郎議員の質問を許可します。 なお、13番渡辺督郎議員の一般質問において、資料の配付を許可しておりますので、報告いたします。13番、渡辺督郎議員。
    ◆13番(渡辺督郎) 〔登壇〕新・眞濤の会の渡辺督郎です。同僚議員たちがるる今回の大雨災害の件につきまして申し述べておりましたけれども、私もこのたびの大雨災害で亡くなられたお二人に対しまして、心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。一日も早く日常を取り戻せるようにお祈りを申し上げます。このためにも、市長、先頭に立って、行政、そして我々議会も、このことに早く日常が取り戻せるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、質問に入ります。 1項目めの雪浦ダムの維持管理について。 雪浦ダムからは、長崎市への上水道用の送水が行われていますが、平成28年度から令和2年度までの5年間における年度ごとの総送水量についてお伺いします。 2番目、国の事前放流ガイドラインに基づき、県、長崎市、西海市との間で、治水協定が締結されていると思いますが、近年の水害激甚化を背景に、適切な洪水調節の重要性が増していることを踏まえ、当該協定に基づく事前放流の判断基準及び実施する際のルールについて内容をお伺いします。 3番、先月の大雨の際、雪浦ダムで実施された洪水調節はどのようなものであったのか。また、治水協定に基づく事前放流は実施されたのかどうかお伺いします。 2問目、市道通行止めに対する対応について。 (1)近年、本市においても、台風や大雨による道路の通行止めが頻発し、その都度市のホームページや公式LINE等により周知されていますが、その際、迂回路の情報についても併せて周知できないか伺います。 (2)主要な通行止め区間の始点と終点の場所に迂回路を示す案内板等を設置できないのかお伺いします。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕渡辺議員の1問目、雪浦ダムの維持管理についての御質問にお答えいたします。 まず、1点目の雪浦ダムから長崎市への平成28年度から5年間における年度ごとの送水量についての御質問ですが、雪浦ダム事務所に問合せいたしましたところ、平成28年度が222万3,000立方メートル、平成29年度が272万5,000立方メートル、平成30年度が318万3,000立方メートル、令和元年度が128万2,000立方メートル、令和2年度が140万1,000立方メートルになっております。 次に、2点目の協定に基づく事前放流の判断基準及び実施する際のルールの内容についての御質問ですが、国の事前放流ガイドラインに基づき、長崎県県北振興局長、長崎市上下水道事業管理者、西海市長の3者により、雪浦川水系治水協定を令和2年7月22日に締結し、必要と判断される場合において雪浦ダムの事前放流を実施することになっております。 国土交通省が定める事前放流の実施の判断条件は、気象庁から配信される降雨予測に基づく予測降雨量が基準降雨量以上である場合に事前放流を実施することとされております。 雪浦ダムにつきましては、基準降雨量を248ミリメートル/6時間と定められており、この値を超える予測降雨量が確認された時点から、その予測降雨量の大きさに応じて、低下目標水位41メートルを限度水位として事前に水位低下を図ることとなっております。 次に、3点目の8月の大雨の際、雪浦ダムで実施された洪水調節、また、治水協定に基づく事前放流の実施についての御質問ですが、雪浦ダム事務所によりますと、今回、8月11日から8月19日までの洪水警戒体制期間中に、ダムへの流入量に応じて、8月12日に2回、13日に1回、14日に1回、計4回の洪水調節が行われております。 今回の大雨による雪浦ダムの洪水警戒体制期間を通して、雪浦ダム上流域の予測降雨量が基準降雨量248ミリメートル/6時間を超えることがなかったため、事前放流は行われておりません。 次に、2問目の市道の通行止めに対する対応についての御質問にお答えします。 まず、1点目の迂回路情報の周知をとの御質問ですが、8月11日からの豪雨では、市道において最大41路線を路肩崩壊等により通行止めとさせていただきました。まずは、このことに対し、御理解、御協力いただいております地区の皆様方に対し、厚く御礼を申し上げます。今後、災害復旧事業等を活用し、早期復旧に努めてまいります。 さて、通行止め路線については、西海市ウェブサイトや公式LINE等にて、周知に努めましたが、迂回路情報につきましては周知できませんでした。これは、連日にわたる長雨で、迂回路の安全が確認できていない状況で周知することは2次災害の恐れもあり、周知は控えさせていただきましたことを御理解いただきたいと思います。 次に、2点目の通行止め区間の起点と終点に迂回路を示す表示の設置についてとの御質問ですが、確かに県道にて通行止め表示箇所で、車両を止め電話で確認している方なども見受けられましたので、安全が確認された路線を迂回路として表示することは重要であると思われます。今回、市道通行止め箇所は多数ありましたが、利用者が限定される路線が大半を占めておりました。その中で、利用者が多い路線については、地元建設業者の協力もあり、早期に通行が可能となるめどが立っていましたので、迂回路表示の必要性は低いと判断いたしました。 しかしながら、規制が長期化する箇所につきましては、地元行政区をはじめ、警察や消防などの関係機関や市関係部署と連携を図りながら、迂回路を示す案内板の設置を検討してまいります。 以上で、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 13番、渡辺督郎議員。 ◆13番(渡辺督郎) ありがとうございます。大雨災害時の、まず13日の夜だったと思いますけれども、防災無線でもう何度も雪浦ダム氾濫の恐れというのがあって、私もずっと自宅から川を、目の前が川なので、ずっと観察をしていたんですけれども、氾濫の恐れ、氾濫の恐れということが、あのときは予測できたんだと思うんですけれども、それにもかかわらず事前放流等になっていないという状況なんですけれども、この基準降雨量の248ミリ/6時間というやつなんですけれども、この設定がどうやってこういうふうに設定されているのか、お分かりになるならちょっと教えてほしいんですけど。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) 設定がどうやってなされているのかなんですけれども、治水協定上で、基準降雨量が先ほど言ったように248ミリ/6時間となっているわけですけれども、これについては、実施方法としまして、ダム上流の予測降雨量が、先ほど言った降雨量以上になる場合ということで、当然それは72時間、3日前から事前放流ができるようになっているんですけれども、それをダム管理者といいますか、河川管理者は長崎県になりますけれども、県のほうが予測してその降雨量を設定しているものと思われます。私どもがその248ミリをどうやって設定したかは、まだ認識はしておりません。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 13番、渡辺督郎議員。 ◆13番(渡辺督郎) 私もネットでいろいろと調べてはみたんですが、13日、これは観測が西海市となっているんですけれども、14日で1日の積算というか、1日で14日で192ミリになっていまして、13日は176.5ミリ、14日が192ミリで、15日が261ミリなんですね。これは24時間でこういう状況だったんですけれども、6時間で248ミリというと、かなりの量になるんじゃないかと思うんですが、ちょっとお配りしました資料の表--表というんですか、氾濫危険水位情報画面、長崎県河川砂防情報システムなんですけれども、左のほうが、これが羽出川郷、右が下釜郷で下流のほうになるんですが、羽出川の合流のところだと思うんですけれども、これの上のほうというか、河川水位という青いマーカーのついた折れ線のやつなんですけれども、時間で2時のところで言えば、そのところがかなり河川水位が上がっているんです。 私、地域の人にも聞いたんですが、これは1時のときに、奥浦のダム直下というか、ダム下のほうで、1時ぐらいのときに奥浦にある神社の鳥居の足のところまで水が上がっていたというんですね。ということは、市道のほうまで来ていたと思うんですけれども、そういう状況になっているにもかかわらず、今回、この事前放流されなかったというのがちょっと私は理解できないんですけれども、この基準降雨量の248ミリというのが、私はもう一度ここら辺を見直すべきじゃないかと思っているんですが、ここら辺は再度、話、協議が持てるような状況にならないものか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 山添総務部長。 ◎総務部長(山添秀士) 渡辺議員が言われる部分については、今の治水協定を去年向こうと締結したばかりですので、今回のような未曽有の大雨というものも想定されていなかったことも考えられますので、現状を踏まえて、私どもとしても今回の分も踏まえて、県のほうとも協議をしてまいりたいというふうに思います。それを受けて、これが改正できるかどうかというのは不透明でございますけれども、協議はしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今の質問のあれを私もネットで調べたんですけれども、これは国土交通省、令和3年7月に国土保全局のほうで事前放流ガイドラインというのが出ております。その中で計算式があって、これがなるのかというのがずっと表みたいな、6時間に対する何とかではありました。それはその基準としてあるものなのか。そして、この3者の中で決めたものなのか、そこは一応調査いたしまして、もし、それはちょっと危険じゃないかというような地元の声があるということもお伝えして、これはガイドラインに沿ったものだったらば、なかなかそういうことは難しいかと思いますけれども、もし3者会議の中でそれが、それを変えるということが可能であれば、やはり地元の意見というのが一番重要であると思いますので、それはもう対処してまいりたいと思います。できればですね。 ○議長(宮本一昭) 13番、渡辺督郎議員。 ◆13番(渡辺督郎) ぜひ、これは協議していただきたいと思います。 右のほうの、あれは下釜郷、これは下流のほうなんですけれども、今回、長崎県のほうが幸い下流のほうはしゅんせつに取りかかっていまして、下流のほうは上のほうまで上がってきていなかったんですけれども、これは長崎県が今、河川整備でやってくれているしゅんせつの成果がこれは出たんじゃないかと思っています。下流のほうは、うちの前のほうは大丈夫だったんですけれども、ダム下の奥浦地域地区が危ない状況でしたので、重ねてそこら辺本当に市長よろしく協議をしてほしいと思っております。 もう一つ併せて言いたいのが、最初に聞きましたけれども、長崎市のほうに毎年送水している量がだんだん減ってきていると思うんですが、長崎市の人口もかなり合併当初からすると45万人を超えていたのが、最近では40万人ぐらいになってきていますし、今後もこれ5年を調べてみると、ここ5年間、毎年5,000人ぐらいの規模で減ってきています。ということは、長崎市の利水になるダムですけれども、それほど、長崎市の利水容量というのが必要なくなってきているんじゃないかと思いますので、ここら辺もあわせて事前放流に関して、もうちょっと協議をここら辺も含めて協議を進めてほしいと思います。 2問目に移らせてもらいます。 市の通行止め、今回、県道、市道かなり被害が広がったと思います。市当局の対応も大変だったと思うんですけれども、今回、ちょっと私も事前にいろいろと出てくる、ネットで見させてももらっていたんですが、一つには地図、まずネットで見る地図です。地図がどこなのかというか、道路がどこなのかというか、非常に見づらかったんですけれども、よく市道とか県道の道が分かりやすいような地図にならないものかとちょっとネットでも分かりづらかったんですけど、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 野田建設部長。 ◎建設部長(野田章則) 議員おっしゃったように、ご案内はさせていただきました。その中で、例えば、町なかのように目標物があるところでしたら、どこどこ交差点の先とか、そういう表示ができるんですけど、場合によっては山の中とか、目標物がないものにつきましては、なかなかそういった表示を行うことも難しいかなというふうに思いますが、やっぱり道路利用される方からすれば、やっぱりそこは重要なポイントだと思いますので、何らかいい方法がないか、今後検討していきたいというふうに考えます。 ○議長(宮本一昭) 13番、渡辺督郎議員。 ◆13番(渡辺督郎) グーグルマップを使うとかなんとかではなかなかできないんだと思いますが、何か道路が分かりやすいようなマップにぜひ変えてもらえると、非常に表示が分かりやすくなると思います。 それから、今回の災害、終わった時点で、なかなか対応は難しかったんだと思うんですけれども、迂回路の表示について、今後、例えば、今回の県道248号線ですかね、幸物扇山線が一番長引くような形になっていますよね。対応がなかなか難しい。仮設にしても、仮設道をするにしても難しいような状況になっているかと思うんですけれども、こういうふうな長引くようなところについては、市道の迂回というか、非常にそこら辺の表示も分かるような形で表示をやってもらいたいというのと、あと市道についても迂回路が市道になる、県道が止まっているので、市道のほうに迂回が行くということで、今までも市道の路肩の草刈りとかなんとかというのが、私もちょっと見てきたんですけれども、大分対応してもらったみたいで、きれいにはなってはきていると思うんですが、部分的にはまだ何ていうんですかね、側溝のところが草で見えないというか、離合するときに難しいような、側溝に落ちてしまうような部分も結構見受けられましたので、そこら辺も迅速に、また今後、対応してほしいと思っています。 それから、路肩の何というんですかね、堆積しているところというのも非常に多くて、市道がこれまでの一般質問の中でもありましたように、なかなかこちらとしても指摘してほしいということがありましたが、そこら辺の対応はこちらとしてもご指摘していこうと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 それから、これは長期にわたるところで、例えば、温浴博物館等のところですよね。あそこら辺が、あそこの県道でもって、バスで、大型バスで入館者が今まで来ていたと思うんですけれども、それが全然、今回、行けなくなったということで、入館者数もかなり影響が出てくるんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺についても迂回路とかの表示なんかも協力してほしいと思っております。そこら辺の対応についてはどうでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) ただいまのご質問にお答えいたします。 温浴博物館へのアクセス道路、議員おっしゃるとおり、県道扇山公園線が一番の主となる道路でございます。そこが崩落により通行止めということでございまして、現在、商工観光物産課のほうで市道等を回って迂回をするということでの、今ルートの設定とか、そういうのを検討しております。 一応今のところ、来週の12日で長崎市、佐世保市、長崎県のまん延防止の措置が解除の予定となっておりますけれども、できるだけ早くルートの設定をして、それから、迂回路のお知らせ等をやっていきたいということで今検討をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 13番、渡辺督郎議員。 ◆13番(渡辺督郎) ぜひあそこも非常に苦労されていますので、全国から来るような博物館ですので、くれぐれもそこらの対応をよろしくお願いしたいと思います。 時間が大分残りましたけれども、以上で私の質問を終わります。 ○議長(宮本一昭) これで渡辺督郎議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をします。13時50分まで。     午後1時38分 休憩     午後1時49分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番片山智弘議員の質問を許可します。1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 〔登壇〕眞風会、片山智弘です。早速ですが、一般質問を始めさせていただきます。 今回、一般質問を大きく2つ挙げております。1つは、DX推進の取組についてと、2つ、西海市の観光政策についてです。 DX推進ということで、DX、あまり聞き慣れない言葉かと思いますが、デジタルトランスフォーメーションの略称でして、IT化、デジタル化をして、よくしていきましょうと、平たく言えばそういったことになります。その質問、1個目です。 令和2年12月に総務省が公表した、自治体DX推進計画概要では、自治体DX推進の意義として、住民の利便性向上、業務の効率化、それによって人的資源の行政サービスのさらなる向上につなげていくことなどが挙げられております。現在、喫緊の課題となっているコロナ対策ですとか、8月にありました自然災害等における市職員の業務負担の軽減等にも大いに寄与するものではないかと期待されております。 そこで、本市におけるDX推進の戦略や方針、今後のスケジュールなどについて、市長の考えを伺います。 次に、同計画概要では、政府が決定した目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化と示されております。また、市長は、令和3年第2回定例市議会において、所信表明では、高齢の方でもスマートフォンを活用できるよう、講座の開設も必要との見解を述べられております。 そこで、デジタル化の推進に伴う高齢者への配慮や最低限のスキル確保に向けた取組について市長の考えを伺います。 3つ目、DX推進やGIGAスクール構想においては光回線などの高速インターネット環境の整備も必要だと考えております。本市では、令和3年度までに市内全域で光回線の環境が整備され、令和2年度の公立公民館Wi-Fi導入事業により、一部の公立公民館では既にWi-Fi環境も整備されております。 そこで、市が管理する公民館、公共施設及び観光施設等へのWi-Fi環境の整備状況と今後の整備計画について伺います。 西海市の観光政策についてです。 第2次西海市総合計画、148ページに記載しております基本目標では、年間の観光入り込み客数について、平成27年度現在、92万8,881人に対し、令和3年度目標を122万人としております。そこで、令和2年度の入り込み客数と実績、今年度令和3年度の見込みを伺います。 最後に、長引くコロナ禍として、市も観光を呼びかけづらい状況にあるとは思いますが、観光業は全国的にも低迷しております。そこで、観光業に対しての対策も必要と考えております。そこで、今後のウイズコロナの社会における西海市の観光政策に関して、市長の考えを伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕片山議員の1問目、DX推進の取組についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の本市におけるDX推進の戦略や方針、今後のスケジュールなどについて、市長の考えを伺うとのご質問ですが、国が提唱している自治体デジタルトランスフォーメーション推進計画、いわゆる自治体DXは、単なる業務のICT化とは異なり、ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるものであり、どのような行政サービスであるべきかを描き、デジタル技術を活用し、実現していくというものであります。 市といたしましても、この自治体DX推進計画に基づき、地方自治体のデジタル化を抜本的に推し進めるためには、全ての部署においてDX推進への共通認識が必要不可欠と考え、7月6日には市幹部職員を対象にDX推進セミナーを開催いたしました。また、DX、脱炭素社会、Socⅰety5.0の推進や若者の価値感等を共有するため、各部ごとの若手職員との意見交換を7月から月2回程度を開催しております。その中では、ペーパーレス化や電子決裁をはじめ、デジタル化による業務改善につながる意見が出されるなど、現状に対する問題意識が出始めており、DX推進に必要不可欠な認識共有、機運醸成につながっているものと感じているところであります。 AI、パソコンにおける定型業務のロボットによる自動化を目指す、ロボティック・プロセス・オートメーション、いわゆるRPAの活用により、公用車を一元管理することで、台数と使用の最適化を図るなどの無駄を省く取組や業務の効率化を進め、また、タブレット端末の導入による行政の高度化を図るとともに、行政手続のデジタル化に強い意志を持って取り組んでまいります。 国のスケジュールにおいては、マイナンバーカード普及促進を令和4年度末、自治体の情報システムの標準化、共通化や行政手続のオンライン化を令和7年度までに行うよう示されておりますので、できるだけ速やかに方針、戦略を盛り込んだ全体計画の策定や推進体制の構築などを行ってまいります。 次に、2点目のデジタル化の推進に伴う高齢者への配慮や最低限のスキル確保に向けた取組について市長の考えを伺うとのご質問ですが、インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる方と利用できない方との間に生じる格差、いわゆるデジタル・ディバイトの解消は、高齢者のみならず、身体的、社会的条件により生じる格差を解消する取組であると考えております。 本市におきましては、市内全域において、光回線による超高速通信を可能とする基盤整備が必要と考え、平成29年度から、さいかい光の道事業補助金事業を展開し、今年度末で整備が完了する予定であります。 また、高齢者の方で、スマートフォンを活用したいというご意見もお聞きしておりますので、高齢者の皆様を対象としたスマートフォン講座などを携帯通信会社と協力して実施してまいります。 しかしながら一方で、どうしてもスマートフォンなどデジタル機器になじめない方も相当数おられるのではないかと思いますので、行政手続のオンライン化も進めながら、これまでの対面式の窓口業務についても、ワンストップサービス窓口の充実など、高齢者の方々にも優しい窓口へ改善していきたいと考えております。 次に、3点目の市が管理する公民館、公共施設及び観光施設へのWi-Fi環境の整備状況と今後の整備計画について伺うとのご質問ですが、現在、観光目的で、道の駅さいかいみかんドームと音浴博物館の2箇所に設置しております。 また、児童生徒の遠隔授業などの教育目的で、西彼教育文化センター、西海公民館、大島離島開発総合センター、崎戸中央公民館、大瀬戸コミュニティセンターの5箇所にも設置しておりますが、こちらは利用者を児童・生徒及び公民館講座の利用者に限定しているところであります。 公衆無線LANの整備につきましては、ランニングコストや不特定多数が利用することによるセキュリティー対策等が必要になりますが、避難所における情報収集や観光施設における情報発信などに大変有効なものでありますので、今後は、整備施設や対象者の拡大など、施設利用者の利便性向上に向けて積極的に検討してまいります。 次に、2問目の西海市の観光政策についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の令和2年度の観光入り込み客数の実績と今年度の見込みについてのご質問ですが、第2次西海市総合計画における令和3年の年間観光入り込み客数120万人の目標設定につきましては、その基準とした平成27年の92万8,881人に対し、およそ30%の増加目標とされております。 平成27年の観光入り込み客数で一番多かったのが、長崎バイオパークで20万1,465人と、全体の22%を占め、次に多かったのが西海橋で6万5,184人となっております。 また、平成27年以降の観光入り込み客数の推移では、平成28年が109万5,287人と、およそ18%伸びておりますが、平成29年が94万2,105人、平成30年が89万8,767人、令和元年が82万601人と、減少傾向で推移しております。 また、令和2年においては、3月以降、新型コロナウイルスの感染が拡大し、まさに春の行楽シーズンの最中に、全国を対象とした緊急事態宣言が発令されました。本市でも全ての観光施設の閉鎖を余儀なくされたことに加え、第2波、第3波の影響により、ほぼ全てのイベントが中止となった結果、年間観光入り込み客数は63万4,502人と過去10年間で最低となりました。 昨年12月に西海橋が国の指定重要文化財に登録されるなど明るいニュースもありましたが、今もなお全国的に猛威を振るっているコロナの状況下において、本年度の観光入り込み客数につきましても、第4波及び第5波の影響で、もう既に観光施設はダメージを受けており、昨年並みになるのではないかと危惧しているところであります。 次に、2点目の今後のウイズコロナの社会における本市の観光政策についてのご質問ですが、本市の観光振興計画につきましては、令和4年度から5年間を期間とし、今年度、準備を進めていく予定としております。 その内容につきましては、県が昨年度策定した長崎県観光振興基本計画や今年度策定予定の第2次西海市総合計画後期基本計画との整合性を図り、認知度向上、宿泊需要の開拓、周遊促進による観光消費額の拡大、観光を牽引する産業の育成、魅力ある観光施設の整備などを主な柱とした施策の構築を予定しております。 その中で、ウイズコロナ、ポストコロナ時代の旅の需要を捉えた誘客促進を図ることが重要であると考えておりますので、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた新しい旅の形として、農林漁業体験民宿等を利用した、家族等小グループの誘致や県民をターゲットにした近距離市場へのプロモーションを強化し、リピーターの獲得につなげていきたいと考えております。 以上で、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 答弁ありがとうございました。 では、早速再質問させていただきます。 まず、DXの取組に向けてということで、各部ごとに若手職員との意見交換を行われているということでしたが、ここでの若手職員の集め方ですとか実際に若手職員の声、モチベーション的なところですとか意識的なところ、どういった声が上がっていたのか、ちょっとお聞きしたいです。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) お答えいたします。 今回の若手職員を対象とした市長とのミーティングにつきましては、これは市長が2期目を迎えるに当たって、若手職員の意見を聞きたいということもございますけれども、今回のDXの推進、それからSDGsであるとか脱炭素とか、そういったことを一つのテーマとして掲げております。その中で、これの周知の方法等について、集め方につきましては、我々さいかい力創造部政策企画課のほうで、各部のほうに若手を中心に約1回10人程度、多い部につきましては2回程度、保健福祉部とかは多うございますので2回程度予定しておりますし、月2回程度で今行っているところであり、現段階ではさいかい力創造部、総務部、それから市民環境部が行われて、今後、議会を後には、保健福祉部等、あと教育委員会、水道部、建設部等、随時開催する予定としております。 内容については市長のほうから答えさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) そこでいろんな意見ですけど、どういう意見が出たかということで、今ちょっと私もまとめたのは下に置いてきまして、ちょっと議事録しか残っていないんですけれども、まず最初に出たのはペーパーレス化、これを進めていただきたい。私もペーパーレス化につきましては進めなきゃいけないということで、先日のご質問にもお答えいたしましたけれども、まず、西海市が5年間どれだけのペーパーを使っているかということを抽出いたしまして、そのペーパーがどれだけの二酸化炭素量に匹敵するのかというようなことや、まず電子決裁の部分もございました。そして、電子入札についてのご意見もありました。それから、いろんな業務に対しまして自動入力とか、これからいろんなことができるんじゃないかと。そして、建設のほうと上水道、下水道を同じような形で、利用者の方のニーズを捉えることができるんじゃないかというような話が出ております。 ほかにもたくさんあったんですけれども、今ちょっと議事録しか今ここにありませんので、後ほどそこらのところを報告したいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。若手職員をはじめとして様々なアイデア、意見等を出していただいていることと思います。ペーパーレス化、昨日も言われていたとおり、脱炭素社会に向けての取組として大変すばらしいと思います。 そこでなんですが、若手職員との意見交換会に限らず、デジタル推進室みたいなものの立ち上げをしてはいかがかと思います。国におきましてもデジタル庁というものができておりまして、お隣、佐世保市のほうですとICT戦略室といったものも立ち上がっております。そういったデジタル推進室の立ち上げ等についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 当然これからそのような専門部署が必要になってくるだろうと思います。私どもも、DXにつきまして県の三上政策監から何度も講習を受けまして、講習というか、講演を聞きまして、その必要性を本当に感じております。そして、この自治体DXを進めるには、その核となる技術にたけた人材が必要だということで、それを中心にやっていく必要があろうかと思っております。 そういう中で、これは避けては通れないというような流れでありますので、これにつきましては、議員ご提案のような形はつくっていくべきかなというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。推進室という組織を立てていくというところで、さらにちょっと質問したいんですが、外部からのICT人材の雇用などは考えておりますでしょうかというところです。といいますのも、東京都ですと副知事に元ヤフーの社長などITにたけた人材を採用しております。内部人材に限らず、外部からの雇用などについても考えをお伺いしたいです。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) まず庁舎内で取り組んでいく、その中で、そういうプロセスというのも当然出てくることと思います。それは視野に入れながら考えて進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 専門家の意見、知識といったところもぜひ取り入れていただけるようにお願いできればなというふうに思っております。 さらには、自治体内部、市役所内部の業務改善、効率化といったところもあるとは思うんですが、それ以外にも、やはり市民の窓口のサービスといったところにも関わってくることだと思っております。ですので、西海市から希望者ですとか、そういった有識者を募って、市民の声を聴取するといったこともできるかと思いますが、そちらについてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 議員が畳み込んでずっと質問してくるもんですから、いや、やはりこれを進めるには庁舎内だけじゃなくて、西海市全体で進めていく必要があると思っております。そして、市内にはかなりDX関係について非常に知識ある方も当然、民間のほうにいらっしゃいます。そういう力というのは当然結集していかなければならないと思っておりますので、今、庁舎内の若手職員との協議を行っていますけれども、その前に業種関連、まず商工観光業、それから農林業、そして水産業、各業種の若手の人たちともそういう話をしております。そういう中で、農業関係者も何かこういう知恵が欲しいと、それをどうやって進めたらいいのだろうかというような意見も出ております。それは民間のほうで結構そういう流れが出てきているというので、そういうところを利用していただくなり、それをまた西海市の行政と関わりを持ちながら進めていかなければならないと思っておりますので、そういう民間の力というのはこれから本当に大切になっていくものと考えております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 民間との連携といったところも今後図っていっていただければなというふうに思っております。 自治体のデジタルトランスフォーメーションに限らず西海市全土といったときに、やはり西海市内の中小企業におけるDX推進といったのも必要になってくるかなというふうに考えております。県のほうでは、デジタル人材招聘補助金といったものもございますので、そういったところを市内の中小企業への周知というのも行っていただいて、西海市におけるデジタルトランスフォーメーションの推進について進めていただければなというふうに思うのですが、そちらはいかがでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 各業種の方も、これから生き残っていくために非常に問題意識を持っておられます。そういう中で、今おっしゃるような、どうやったらそのつながりができるんだろうかという、現実の問題として考えておられる事業者がかなりおられますので、そういうところともしっかりと連携を取りながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。市内におけるDX推進といったところに力を入れて進んでいただければなというふうに思っております。 次に、高齢者への配慮ですとか、その他スキルを持たない人への施策というところで、こちらも前にお聞きした話ですと、西海市内の携帯通信会社の店舗でそういった高齢者向けのスマートフォン講座が行われるという話も伺ったこともあります。実際に市としても、そういった講座の取組をしていくかどうかといったところの考えがあるかどうかを伺いたいなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(松尾勝宏) ご質問にお答えします。 議員のお話にあったとおり、市内の通信事業者ということで、ドコモさんのほうで、現在、スマートフォン講座というのをやられております。直近の利用状況を見ると、1日当たり5名から10名の方が利用されているというようなところでございます。 ドコモさんのほうから、うちのほうに事業提案という形で一緒にできないかというお話があって、条件の面でちょっと折り合わず、市としてはまずはスマートフォンの基本的な使い方の部分を進めたいというのがあったので、今現在、市のほうでは直接事業のほうはやっていないんですけれども、今後、携帯事業者さんの講座を使ったりとか、あと公民館とかに出向いての講座とかができないかという検討のほうを現在進めている状況にございます。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 検討していただいているということで、ありがとうございます。高齢者の方でもスマートフォンが活用できるようになれば、市の魅力発信にもつながるかなというふうに考えております。例えば、高齢者の方でも今日捕れた魚、こんなのが捕れたというのをSNSを使ってアップしたりですとか、こういう野菜が取れたということをSNSを使って発信することによって、世界、日本各地に向けて、そういった情報が発信されるようになってくると思います。そこで、西海市はこういう魅力があるんだといった発見にもつながりますし、西海市に興味を持ってもらうきっかけの一つにもなるかなというふうに思っておりますので、ぜひ、西海市の高齢者の方にもスマートフォンを活用した取組といったのもしていただければなというふうに思っております。 高齢者に限った話ではないかなというところもありまして、若い人でも、なかなかスマートフォンの操作に慣れない方ですとか、例えばアプリケーションの使い方が分からないといった方もいらっしゃると思います。そういった方たちに対しても何か取組をしていただければなというふうに思っておりますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(松尾勝宏) ご指摘のありました若年層の方向けの手当てについても、先ほど申しましたスマートフォン講座とかの対象の中に含めるという形で検討が進められるんじゃないかなと思いますので、参考にさせていただきます。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。高齢者をはじめ若い世代もスマートフォンであるとか最新のテクノロジーについて学ぶ機会を増やしていただければなというふうに思っております。 国のほうでもデジタル活用支援ということでやっておりまして、実際に石川県加賀市が総務省のほうで地域実証事業の採択を受けて、市としての取組も行っておりますので、そういったところも活用していただきながら、そういった取組をしていただければなというふうに思っております。 次に、Wi-Fi環境について、公民館でWi-Fiを導入されたということで、これの利用状況ですとか、どれぐらいの時間を使っているとか、そういったところも含めて、実際の使われた方の声もあれば、お聞きできればなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文) お答えします。 公民館で、令和2年度からWi-Fiを5つの施設で設置をしております。お答えしたとおりの施設なんですけど、主たる目的は、児童・生徒等の学習とか、それから公民館講座、また公民館を利用する方についてというようなところで、ある程度限定をさせていただいて、また避難をしているときにも、特段、認めるものというところで、避難者の方の情報収集とかで開放しているという事例もございます。 そういったところで活用状況なんですが、今のところ公民館の講座とか、また適応指導教室というものがございまして、これは、なかなか学校に行きづらい子どもたちの教室等なんですが、そういったところでパソコンを使うとか、そういったときに利用しておりまして、利用の人数としましては、直近のところをちょっと申し上げますと、5月6日から8月23日まで集計しているところですが、計79名ほど、あまり利用は、例えば利用する人はするけれども、幅は広くないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 大体今までに79名ぐらいが利用されているということで、この公民館等にWi-Fiが入っていて、そういった学習に使えますよという周知のほうはいかがしておりますでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 山口教育次長。 ◎教育次長(山口英文) そちらのほうはGIGAスクール構想を推進していく中で、家庭にWi-Fi環境がない家庭についてはどうぞご利用くださいということで、全部の家庭にパンフレットの形で周知をしております。また、広報紙であるとかホームページで広報しているという状況でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。もう少しまだまだ利用状況も増えていくかなというふうに思っておりますので、さらなる周知等々をお願いできればなというふうに思っております。 これまで市民向けの公共施設、公民館等以外にも、今後は観光施設等でもWi-Fiの導入をしていただければなというふうに思っております。といいますのも、実際に私がSNSを通じて、西海市に来られた方からのご意見でして、七ツ釜鍾乳洞を利用したときにWi-Fiがなかったと、Wi-Fiがあったら、そこでまた滞在時間も延びていたと、一服するなり飲み物を飲むなりといったことで、そういったところで市内における消費にもつながったり、魅力発信にもつながることができるかなというふうに思っております。ですので、観光施設においても今後Wi-Fi環境の整備をしていただければなと思っております。一応積極的に検討しておりますということですが、具体的にといいますか、今年度、来年度等に向けてどういった形で考えられているかどうかといったところもお聞きできればなというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) ただいまのご質問にお答えいたします。 観光施設等へのWi-Fiの環境の整備につきましては、観光協会のほうから、その整備に向けたご相談をいただいておる状況でございます。市としましても、こういうあるものはぜひ使って、観光客の皆さん、かなり需要もあると思いますので、予算を確保してから、できるだけ早めに進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ぜひ観光施設へのWi-Fi整備についてもお願いできればなというふうに思っております。 やはり滞在してネットを使って時間を潰すという以外にも、最近ですと、SNSを使ってライブ配信とかをしている若者等もいます。ライブ配信というものは結構通信料も取りますので、そういったWi-Fiを使って発信することによって、リアルタイムでの西海市の魅力を多くの人に発信していただけるというメリットもあります。ですので、ぜひWi-Fi環境の整備も行っていただければなというふうに思っております。 この流れで、観光のほうに移らせていただきます。 観光の入り込み客数が平成29年から令和元年にかけて減少傾向だったということですが、こちらの減少理由についてどうお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) 市内への観光客の減少傾向の理由というところでございますが、平成28年につきましては、18%ほど伸びておるということでございます。この年につきましては、ねんりんピックが開催されたこと、それから、平成28年4月の熊本地震復興のために創設されました九州ふっこう割の事業ですね、そういう動向もありまして、増加をしておるものと捉えております。 次に、平成29年度の落ち込みでございますけれども、前年の九州ふっこう割でありますとか、ねんりんピックが終了したことによるその反動の減ということで捉えております。その一方、県全体ではクルーズ船の入港隻数が過去最高となったという年でありまして、観光客自体は増加をしておるということでございます。西海市はちょっと減少したという結果となっておりますが、県全体で考えますと、観光客増加ということであります。 それから、平成30年度の減少、さらなる減少ということですけれども、市としましては、長崎バイオパーク、それから七ツ釜鍾乳洞などの入場者数は増加をいたしております。その反面、長崎オランダ村のほうがリニューアルに向けて、総合売店を閉鎖したことなどにより、外国人ツアー客が減少したことが原因の一つということで考えております。 それから、令和元年度でございますが、令和元年度につきましては、韓国人の旅行客が訪日の旅行を控えたということ、それから、中国クルーズ客船の乗客乗員数が大幅に減少したことなどが、本市にも影響が少なからずあって減少したものということで捉えております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) 海外の外国人ツアーの客の減少によったものの影響もあるということでしたが、国内における観光客の減少とかといったことはなかったのでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) 外国人の方々の訪日が控えぎみになったということは当然あるんですけれども、国内におきましては、先ほどちょっと申しましたけれども、九州ふっこう割でありますとか、そういう前年行われて今年はなかったとか、そういうものも国内の旅行者の減にはつながっておるのかなと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) こちらの減少理由ですとか、また西海市に来られた方が何を魅力に感じて観光しに来たかといったところをより詰めていただければなというふうに思っております。今年度におきましては、西海市の観光振興計画を準備する期間ということもありますので、ぜひそちらのほうもお願いできればなというふうに思っております。 この今年度事業計画といいますか、計画についての質問なんですが、これの計画をつくっていくにあたってのプロセスといったものはどういったふうになっているのか、お伺いしたいです。 ○議長(宮本一昭) 辻野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) 今年度、準備期間ということで計画をしております。先ほど市長の答弁にもございましたけれども、西海市の観光振興計画の策定にあたりましては、長崎県が昨年度策定をされております長崎県観光振興基本計画、それから本市のほうで今年度策定を予定しております第2次西海市総合計画後期基本計画、この2つの計画との整合性を図っていきながら、それから、認知度向上、宿泊需要の開拓など、5本の柱で施策の構築を予定していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。こちらの計画をつくるにあたって、先ほどDX推進の話でもちょっと少し出させていただいたんですが、地域の方、一般の方、地元の事業者等の意見交換、情報収集といったところも考えられるかなというふうに思いますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 辻野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) 市民の声を反映させながらの計画の策定ということにもつながるかなと思いますが、先ほど市長のほうも申し上げておりましたけれども、去る7月に市長と若手商工業者の懇談会というのを開催させていただいております。その中で、商工業者でございますので、当日は建設業の方とか製造業、それからサービス業、農泊体験、印刷業、宿泊業とか、多種業種の皆さんが参加をいただきまして、お話をさせていただいたところでございます。そういう中で、西海市の観光となりますと、やはり豊かな自然を生かした観光、それから、おいしい食材がいっぱいある、食としての観光など、いろいろございますので、商工業者の皆さんとも当然お話をしながら、またさらには観光協会のほうとも十分連携を取りながら計画のほうを作成していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 平成29年あたりから観光客自体が減ってきているわけですけども、やはり一つはインバウンドで多数の観光客を相手にした観光から、コロナを一つの契機として少人数型の旅の形が変わってきているものと私も認識しております。そういう中で、西海市として観光を取り上げるときに、どういう観光なのかということを考えたときに、西海市の持っている自然、地域資源を生かした観光ということになりますと、やはり少人数で質の高い観光ということを目指さなければならないと思います。その質の高い観光とは何ぞやということになると思うんですが、一定のお金がちゃんと落ちると、その落ちた金が裾野が広いと、こういう観光でないと、ただお客さんが来た、そのまま帰ってしまう、お金は裾野が広がらないというような観光よりも、やはり小さくても一定のお金が落ちて、その落ちたお金がちゃんと消費される、裾野が広がるような観光というのを目指していかなければならないというふうに思っております。 そういう中で、西海市の地域資源を生かした、今、旅の形も変わってきているということですが、西海市の強みを前面に押し出す観光政策を進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。小規模グループながらもしっかりと西海市の魅力が伝わるような旅の形を提案していきたいということで、これから新しい形、ウイズコロナにおいてはワーケーションといったキーワードも出てきていると思います。そういった点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) 定住とかというところの意味合いもありますので、私のほうから回答させていただきます。 これは県のほうでも推進している形ではあるんですけれども、我々の西海市もやっと今年度、全地域、高速インターネットが整備されることになります。市長も常々言っていますけれども、市外からそういった方々を呼び込む、そういった機運も高まっているのを西海市でも何とか取り入れたいというところでございますので、自然豊かなところを目指してこられる方がほとんどだというふうに聞いております。我々の西海市の中で、どこが適地になるのか、あと有効的に使える施設があれば、そういったところを整備し直すとか、そういった形で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ぜひコロナ禍においてリモートワークも推進されておりますので、ぜひワーケーションといったところをしていただければなというふうに思っております。 昨日、田川議員のほうからもありました、タイニーハウスのほうも活用した施設もワーケーションに非常に向いているのではないかなというふうに思っております。木の香りでリラックス効果も高い、自然の中で、より集中して仕事ができるといった環境は西海市の非常に魅力になるかなというふうに思います。 今後の観光政策にあたってなんですが、2022年度から新幹線も開通しまして、観光客の増加も見込まれるかなというふうに思っております。西海市においてもデスティネーションキャンペーンのほうにも参加されているということでしたが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) デスティネーションのほうですね、西海市がその目的地となるような環境を持っていかなければならないと思うんですね。言葉でデスティネーションキャンペーンという形になっていますけれども、やはりその前に、デスティネーションという本来の目的地ということをしっかり、目的地になり得るような形をつくっていかなければ、ただ言葉だけになるんじゃないかなと思っておりますので、そこはしっかりと西海市のよさをつくってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。 西海市に訪れていただくきっかけが今後増えてくる可能性もあるということで、しっかりとその魅力づくりといったところも進めていければなというふうに思っております。 一方で、現時点でやはり観光業は苦しんでいるところがあると思います。先日、商工会のほうから頂きましたコロナ感染影響アンケートにおきましては、西海市内の事業者、飲食業98%、宿泊業75%が影響があるというふうなアンケートを頂いております。現時点でなかなかコロナ禍、集客しづらいといったところがあるとは思いますが、そういった点で西海市内における観光事業者に対して何か対策等お考えはありますでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) 観光事業者に対する支援策というところでございますが、申し訳ございません、現在のところ、まだちょっと組立てまでいっていないというような状況でございます。 以上でございます。
    ○議長(宮本一昭) 松川副市長。 ◎副市長(松川久和) この点につきましては、さきに市長と商工業の若手の方と意見交換したときも、宿泊の関係者の方から、厳しい環境に置かれているというご意見がございました。その中で申し上げたのは、この観光も苦しいんですけど、ほかの業界も全体苦しい中であるので、特定業界だけというのはなかなか難しいところもあるので、今、市で用意していますのは、今回募集していますプレミアム商品券、地域内で循環するような、経済を回していくということと、もう一つは、今回、新しい食のグルメ開発というのを西海ブランド振興部がスタートしております。地域の今、シマアジをテーマにしたグルメをつくろうということで、こういう魅力づくりをしていく、これは市のほうの事業として取り組んでいるところでございます。 また、雪浦で計画されています、住んでる人・訪れる人のまちづくり、こういったものは、先ほど市長が申し上げましたけど、デスティネーションとなる魅力を地道につくり上げていく、その場の給付金というのを去年やっております。当然それも大事なことなんですが、そういった土台をしっかりつくっていくという、そういう取組が最終的には功を奏してくるんじゃないかということでございます。 飲食の今苦しんでいることにつきましては、時短協力金とか、そういった形で県と市で取り組みますし、また、県のほうでも飲食店にとどまらず、影響を受けている方々に対する支援制度も今、県と市で協働してつくろうということでございます。そういった総合的な形で取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。コロナで苦しんでいる事業者、観光業だけに限らず多くあると思います。いろいろそこに対して補助金、助成金といった話もあるんですけど、おっしゃられたとおり、そういった前向きな取組といったところも、もっともっと増やしていただければなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 観光面について、最後に市長のほうから西海市の観光の魅力ですとか、こういうふうな意気込み、観光の意義であるとかといったところをもう一度お伺いできればなというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) やはりこれまでの日本の観光の中心は修学旅行とか、いろんな名所に行って、そういう大多数の観光政策だったと思うんですが、先ほども申し上げましたように、今、観光というか、体験を含めて、何か目的を持って、あそこに行って何かを発見しようじゃないかというような、そういう流れもできてきていると思います。そういう発見するには、やはりすばらしい地域資源を持っている西海市でありますので、西海市の特性、強みを生かした中で、最終的に西海市が目的地となるような形で観光政策を進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。観光についても西海市の一つの事業というふうに思っておりますので、ぜひ推進していければなというふうに思います。 最後に、もう一度、DX推進についての意気込み等々をお聞かせいただければなというふうに思っております。 日本におきましても、DX推進というのは大変な課題となっております。コロナ禍において、なぜ今しないといけないのか、災害が多い中でなぜ今しないといけないのかといったところがあるとは思いますが、今しなければならないと逆に私は思っております。といいますのも、やはり平常時、何もないときにDX推進をしても、改善のアイデア等々は生まれてこないかなというふうに思っております。業務が逼迫している中で大変な面もあるとは思いますが、そういったときに、じゃ、ここは大変だからこういうふうに業務を改善していこう、そういったアイデア等々、意見が出てくるのではないかなというふうに思っております。その結果、改善をすることによって、空いた時間で、さらに新しい取組ですとか、市民に対するサービスの向上といったところにつながってくると思います。なかなかITといってもデジタル活用するにあたっては不慣れな方も多いと思います。しかしながら、これだけ便利なものがあると思っておりますので、ぜひ活用しない手はないなというふうに思っております。例えば、自転車があるのに自転車を使わずに徒歩で行きますよと言っているようなものかなと私は考えておりますので、なかなか自転車に乗るまで、ITを使いこなすまでには時間等かかるかなと思いますが、まずは使ってみるといったところを進めていただければなというふうに思います。 そして、デジタルトランスフォーメーションの真の意味で達成していっていただければなというふうに思っております。単に印鑑をデジタル印鑑にする、押印をデジタル化するといったところはデジタイゼーション、さらに、印鑑を使うかどうかのプロセスを見直してやっていくというのがデジタライゼーション、さらには、その業務効率化を行った上で市民がよりよい恩恵を受けるといったところがデジタルトランスフォーメーションの真の意味だというふうに思っておりますので、そういったところで、デジタルトランスフォーメーションをぜひ推進していただきたいなと思っておりまして、最後に、市長の強いメッセージをいただければと思います。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今言われたように、DXというのは、デジタライゼーションというのも、それを含めて、それも一つの段階だと思っております。だから、DXというのは、三上政策監も言われていましたけれども、この変化とは、何から何をどのように変化していくのかという意識がないと、DXというのは進まないと思っております。最終的にこのDXの目標というのは、質問の中にもありましたけれども、皆さん方が安心して、そして一人も取り残さない、そういう社会をつくっていくというのが最終目的だろうと思います。そういう意識を持って、しっかりとこの変化、トランスフォーメーションですから、何かに変えていくということですから、それをちゃんとしっかりと意識して進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 1番、片山智弘議員。 ◆1番(片山智弘) ありがとうございます。全国的にデジタルトランスフォーメーションは進んでいると思いますので、ぜひ西海市でも先進的な取組として取り上げられるぐらい進めていければなというふうに思います。 以上で、私の一般質問を終わらせていただければと思います。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで片山智弘議員の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 あしたは農林水産副大臣の訪問ということで、本会議は休会といたします。したがいまして、あさって9月10日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集をお願いいたします。 本日は、これで散会します。     午後2時49分 散会...